タイトルは『崖っぷちの選択』

 

 

多田(小泉孝太郎)が賠償金15億円を見込める健康被害に対する集団訴訟の代理人をすることになる。多田が3年かけて無料相談にのり、満を持して臨む案件だった。杏子(常盤貴子)と共に正式契約を結びに行く日、そこにはもう一人の弁護士が呼ばれていた。車椅子に乗った弁護士・三栗谷(みくりや)だ。人づてに聞きつけて、首を突っ込んできたのだ。病気により車椅子生活を送っている立場を巧みに利用して「みなさんの気持ちがわかる」と被害者たちに取り入っていく一方で、次々と用意周到な手を打ち、杏子と多田のペースは乱されていく。結局、どちらが代理人になるかは、被害者たちの多数決で決まることに。しかし、訴える相手企業と三栗谷が繋がっている可能性が浮上する…。 (TBS HPより)

 

 

車イスの弁護士・三栗谷剛に春風亭昇太。最近よくドラマに出てますね~。特に悪役とかクセのある役が多いような…。

 

 

今回も、車イスの操作に難儀しているように見せたり、杏子の説明中にわざとペンを落とし、取れないフリして注目を集めて邪魔をしたりします。

 

 

弱者とか言って同情を集め、多田の案件(集団訴訟)を横取りしようと画策します。

 

 

アメリカ版では、シーズン2の第6話『華麗なる駆け引き』 (英語のタイトルは “Poisoned Pill”

 

 

持病のあるケニング弁護士を、あのマイケル・J・フォックス”Back to the Future” シリーズ主演)が演じています。自身も、30歳の時にパーキンソン病を発症。難病と闘っており、役柄にうまく投影しています。

 

 

 

 

 

 

ケニングは、車イスではなく、「遅発性ジスキネジア」という、体が自分の意志と関係なく動いてしまう神経性の病気を持っています。

 

 

日本版同様、落とし物をしたといってアリシアに探させ、わざと遅刻をさせたり、裁判中にガタガタと音を立てて邪魔したりします。

 

 

結局、集団訴訟を避けるため、日本版は1人2000万円で和解。合計20億円以上。

杏子たちは、勝利を勝ち取り喜びに沸きますが、企業側は4000万円を覚悟していたのに20億円以上の利益を得た、と三栗谷から聞かされてショックを受けます。

 

 

アメリカ版も、9000万ドル(約99 億円)の集団訴訟を逃して、3500万ドル(約39億円)で和解したんだ、と後から聞かされます。

 

 

実にうまい交渉役で、負けたフリして企業はもうかったので、三栗谷もケニングも、企業からごほうびをもらいます びっくり

 

 

そして、蓮見家では夫の壮一郎がついに釈放されて帰ってきます(それも情報による駆け引きの結果)。

 

 

食卓を囲んでいても、何かぎこちない上に、女性関係の過ちを子供たちにもあやまり、よけいに気まずい感じになってしまいます チーン

 

 

しかも、壮一郎は自分の弁護士、林 幹夫(博多華丸)にも本当のことを言わないため、林は弁護を降りてしまいます汗

 

 

誰も弁護を引き受けてくれないと思った杏子は、代わりに自分が夫の弁護をすることに決めます。事実を知りたい、夫を信じたい、子供達も守りたい、という一心からだと思います。

 

 

くーっ どこまでできた奥さんかしらビックリマーク

 

 

ここは、アメリカ版と違うところです。夫のピーターは控訴をしますが、アリシアが弁護につくことはなく、また、州検事になるために選挙に出るのですが、インタビューなどいっさいの協力を拒みます。(ただ、最後はTVのトークショーに出て好感度を上げ、ピーターの当選に一躍買います ニコニコ

 

 

とにかく、今回はマイケル・J・フォックスの元気な姿と相変わらずの芸達者ぶりを見られて楽しめましたビックリマーク(評判がよかったようで、このあとも20回以上出演したそうです)