な、なんと入院している間にもどんどん話が進み、ついに最終話1歩手前!

 

 

これまでのおまとめもできていないのにナンですが…あせる 先に今回のお話を日米比較してみたいと思います。

 

 

第9話は、アメリカ版シーズン2のだいぶ先の話がベースになっています。手術後すぐと退院してからは動けないので、ひたすらアメリカ版の “The Good Wife”  を見だめしておいてよかった。 

 

 

「見だめ」 → 英語では binge-watch  といいます。binge(ビンジ)とは「度を越した楽しみ」という意味で、他にも binge drinker「大酒飲み」 とか bingeable 「一気見する価値がある」とかいう言い方があるそうです。

(参考:https://talking-english.net/binge-binge-watch-binge-eat/

 

 

今回のタイトルは『堕ちた正義』

 

 

蓮見を陥れたのは、汚職を隠したい内閣官房副長官の南原次郎(三遊亭円楽さん!春風亭翔太に続き俳優業に進出か) と分かりましたが、裏でいろいろと仕組んでいたのは、蓮見の腹心の部下、佐々木(滝藤賢一)でした。

 

 

1番ありえない関係者が犯人(特に味方)って、最近の推理小説の王道ですビックリマーク

 

 

だから、「おぉ、やっぱり!」でした。

 

 

最初から、南原への捜査情報は佐々木を通して筒抜けだったんですね~。犯人は知り過ぎているからどこかで相手が知らないことをペロっと言ってしまう…。

 

 

前回の第8話で、浮気相手とされていた遠山亜紀(相武紗季)へ渡したお金の金額を、佐々木がペロっと言ってしまって蓮見にバレていたのでした。

 

 

でも、佐々木のやり方は間違っていたけれど、蓮見の「強い検察を作る」という理想のためだった、と分かりました。

 

 

その後、佐々木は飛び降り自殺 ゲッソリ。汚職事件では、必ず自殺者が出ますね。

 

 

蓮見は、疑いが晴れて検事正に就任。これでめでたし、めでたしとなると思いきや、蓮見をライバル視していた脇坂(吉田鋼太郎)が、杏子に大変なことを知らせてしまいますパンチ!

 

 

事務所で杏子の友達として、よく一緒に飲みに行っていたパラ・リーガルの円香みちる(水原希子)が、元の職場(特捜)にいる時、蓮見と1度だけ関係を持ってしまったというのです。

 

 

これは、アメリカ版ではかなり飛んで、シーズン2第20話『原告は独裁者』(英語タイトル “Foreign Affairs”のラストで出てきます。

 

 

夫のピーターが州検事(State Attorneyの選挙に出て勝利。やっとわだかまりも薄らぎ、アリシアも新しい家を探して夫とやり直そうと思っていた矢先のショッキングな知らせ。

 

 

早速、不動産屋に連絡を取って、ちいさなアパートを借ります。怒って家を出るのかと思いきや、さすがアメリカ、夫ピーターを追い出した のです。段ボールに夫の物を放り込み、荷造り。夜のうちに24時間営業の引っ越し業者を呼んで運び出します。(第21話)そりゃま、悪いのは夫ですから。自分が犠牲になることはありませんね。

 

 

そして、不倫相手で同僚のカリンダとも一線を画します。(第22話)

 

 

“You slept with my husband. You do not say anything after that. It is selfish. I work here and you work here. But that’s it.”

(あなたは私の夫と寝た。言い訳はしないで。身勝手よ。私もあなたもここで仕事はする。でもそれだけ。)

 

 

いつも冷静なアリシアがかなり動揺して涙を見せながら訴えます。

 

 

彼女としては、カリンダを友人だと思っていたのに。カリンダもアリシアのことが大好きだったのに。2人が知り合う前のことだっただけに、悔やまれたでしょう。

 

 

 

 

でも、アリシアとしては自分だけが知らなかったこと。許せませんよね。

 

 

そしてさらに、杏子とライバルの朝飛光太郎(北村匠海)、どちらが本採用として選ばれるかが決定します。

 

 

朝飛は、自分の方が3件も掛け持ちして勝ち、売り上げに貢献していると自信ありげにこう言います。

 

 

「こういう時、先に呼ばれた方が採用されるらしいですよ」

 

 

アメリカ版では、シーズン1第21話「最終宣告」のラストに出てきます。

ライバルのケイリーは逆のことを言っています。

 

 

“I hear it’s always the first one called is gonna be fired."

(最初に呼ばれた方がクビらしいよ)

 

 

 

ここから先ネタバレ

 

 

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でも、結局選ばれて残ったのは、杏子(アリシア)でした。2人ともすごく優秀。だから、最終的に夫の地位が重要視されたわけです。

 

 

その後、事務所を離れた朝飛(ケイリー)は、蓮見(ピーター)のライバルである脇坂(チャイルズ)によって、検察側に雇われ、彼らと敵味方になっていきます 滝汗うまいなあ、この展開!

 

 

これは、本当にオリジナルの脚本がよくできています!!

 

 

ただ、7年も続いたオリジナルと違って、日本ではドラマが1クールたったの3か月です(全10話)。駆け足&いいとこ取りでまとめないといけません。

 

 

おもしろい話がもっとあるのに、もったいないな~ショボーン

 

 

でも、いよいよ来週が最終回、どうやってまとめるのか興味津々。特に「グッドワイフ」である杏子が離婚するのかどうか、気になりますねえ…(アメリカ版では、シーズン3でもまだもめています)

 

 

しかも、事務所で杏子に想いをよせている多田(小泉光太郎 / ウィル)が 逮捕!ガーン 3人の運命や、いかに。