今回のタイトルは『夫婦の条件』。
資産20億円(アメリカ版では40億!規模が違う…)のロックスターが、若いモデルの恋人を作り、売れない時代を支えてきた妻と別れるために離婚協議となりました。(う~ありがちな話)
杏子(アリシア)は、この妻の弁護を引き受けます。
杏子はロックスターの妻に、「笑ってらしてください。怒るのは私たちがやりますから」と言います。
アメリカ版では、アリシアが妻にこう言います。
“Do you know the best revenge, Caroline?”
(1番の復讐は何だか分かりますか?)
“Make him see how happy you are.”
(彼にあなたが幸せなところを見せること=笑顔でいること)
“Let us be angry for you.”
(私たちがあなたの代わりに怒ります)
一応、妻は離婚に同意しますが、裁判の当日、本人がバイクの事故で意識不明の重体に陥り、植物状態 となってしまいます。延命治療を止めれば数日で死亡するとのこと。(アメリカ版では 脳死 brain dead )
妻は、まだ夫を愛していて延命治療を望みますが、恋人の方は意識も戻らないのにかわいそうだ、と延命治療に反対します。しかも、彼女のお腹の中には彼の子供がいるというのです。
これは、そのまま財産分与に大きく関わります。
離婚がこのまま成立せず延命治療を続ければ、妻はそのまま全財産を相続できますが、恋人の方はお腹の子だけに半分、しかも本人が亡くならないともらえません(シビアだなぁ…)
ここからネタバレ
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結局、遺言書で財産分与を約束されていたのに、恋人と子供ができてから新たな遺言状を作り、名前をはずす、と言われたマネージャーが睡眠薬(アメリカ版では毒物
poison)を飲ませて事故に見せかけて殺そうとしたのだと分かり、マネージャーが逮捕。
妻と恋人(子供)は協議で遺産を分割します。ただし、日本版では、妻が遺産を放棄! (10億と言わずとも1億だけでももらえばいいのに~~ と多くの人が思ったに違いない)。
アメリカ版では、第21話『最終宣告』という日本語タイトルですが、英語のタイトルは、”Unplugged” ―「プラグを抜く」、また演奏で「アンプを使わない、生演奏の」という意味になります。
これは、ダブルミーニングではないかと思います。
1つは、延命治療をしている機械の「プラグを抜く」
もう1つは、ビデオの映像で犯人がわかった瞬間、夫は「生演奏」をしていました。1人だったはずが、電話の着メロが聞こえ、もう1人いたことが分かるのです。悪いことはできませんねぇー。
ちなみに、日本版でロックスターを演じていたのは、久々の宇崎竜童氏。声は今だに若々しく、歌手って年取らないなあーと思わせてくれました。
同じくTBS系ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」にも出演