専門学校の授業もついに最終週でした。
先週、期末考査や終了課題をやったりして、今週は考案返却と解説だけで終わりなので、残りの時間はそれぞれの教員に任されています。
TOEICのライティングクラスで、いつもひたすらパソコンに向かって英文を書かせるばかりの授業だったので、今日は少し全員参加のアクティビティをしようと思いました。
90分授業の残り30分ほどですが、“Definition Game” をやることにしました。
これは「単語当てクイズ」です。私がホワイトボードに書いた言葉もしくは人名などを、英文で相手に説明して当ててもらいます。
たとえば、“apple” という単語であれば、“This is a fruit, which is round and red. It’s good itself, but also good in juice, jam, and pies.”
などと説明して、相手が “apple” と答えられればOKという具合です。
いわば、インプロンプチュ(即興)英作文といったところです。
では、ゲームをはじめます
まずは、全員立って、お隣同士でペア(または3人)を作ります。
ホワイトボードに近い人は後ろを向くか、目をつぶります。もう片方はホワイトボードに書かれた単語を見て、英語で相手に説明します。(見終わったらサッと消す)
No Japanese, no gesture. と言っておきます。
単語を当てられたら2人とも座ります。
まずは簡単な単語、“window” 。真っ先に終わって座ったペアに確認したところ、
“This is a part of a building, which protects from wind.” と説明したとのこと。おみごと!
次は攻守を変えます。先ほど当てた方が説明する番です。
単語は “garden” 。“This is in front of a house. There are some plants, trees, and flowers.” などと、こちらも分かりやすい説明をしていました。
その後、人物で “Naomi Osaka” とか “Shohei Otani” などを当てっこしてから、今度はグループごとに出題させました。
名付けて、「帰れま10(てん)」。といっても、本家のゲームとはやり方が違います。
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今日のクラスは24人だったので、3人ずつに分けて8グループ作り、実際には「帰れま8(エイト)」・・・(って、意味不明で名前借りてるだけですが)
3人ずつ前に出てきて、私が物や人、動物などの単語を書いたカードを1枚引いてもらいます。それぞれ、英文でその単語の説明をしてみんなに当ててもらいます。全8チームが終わったら終わり。終わるまではみんな「帰れません」。
“escalator”, “pizza”, “panda”, “dream” , "tunnel" ・・・など、易しめなものから難しいものまでありましたが、3人、中には1人が言った英文で当てていき、けっこう順調にいきました。
驚いたのは、“umpire” のカードです。読めないといけないので(アンパイア)と日本語も書いておいたのですが、なんと3人とも「その言葉を知らない」というのです
野球をめったに見ない私でも、アンパイアくらいは知ってるのに…なぜ!?
よく考えたら、「大谷翔平」を当てる問題でも、男子2人のペアが当てるまで時間がかかっていたので、野球をよく知らないというか、興味がないのかも、と思い至りました。
そっか。彼らはサッカー世代なのね…
英語力以前の問題…。この次やるときは、単語のチョイスに気をつけようと思いました
でもまあ、このゲームは、とにかく当ててもらえないと終わらないので、英語で必死に考えて説明する、というsituation が作り出せてとても good でございました