今日は、映像翻訳の授業で風間綾平先生のクラスでした。あの今話題の映画『ボヘミアン・ラプソディー』を翻訳された方ですビックリマーク

 

 

 

 

風間先生ご本人の『ボヘミアン・ラプソディー』翻訳裏話はこちら(会員登録しなくて読めると思います)

 

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https://www.wiseinfinity-school.com/kazacolumn/no47/

 

 

そうそう、↑ ホントにフレディが "ダーリン" って結構言ってました。でもなんか可愛いって思っちゃうのはラミ・マレックだからかなぁ(フレディにしてはちっちゃいし)ドキドキ

 

 

先生には、昨年秋に何回かドキュメンタリーを教えて頂いたのですが、そのあと違う講師の先生が入って、またこの先はずっと風間先生です。

 

 

お久しぶりだったのと、映画の内容も翻訳も大評判だったので「映画の大ヒットおめでとうございま~す」とごあいさつしたら、「めでたいことなんて何もないです」と言われました汗 

 

 

聞けば、今回の翻訳も買い取り(1本いくらの決まった料金)だったそうで、ヒットしようがしまいが 翻訳料は変わらないのだそうです ガーン 

 

 

あれだけ大ヒットなら大入り袋というか金一封というかボーナスを頂けてもよいのではないかと思いますが・・・翻訳家には厳しい現実です ガーン

 

 

厳しい話を聞いてしまったところで、厳しい授業に入りました。クラスは4人の少人数なので、先生はまず全員の訳の表記ミスを次々と指摘していきます。

 

 

表記については、一応ルールはあるものの、先生によって言われることが違ったり、どちらでもいいと言われたりすることがあって迷うのですが、風間先生はご本人の中でかなりはっきりしたルールがおありなので、指摘もはっきりしてくださいますし、1人1人かなり細かく見てくださいます。これが学習者にはとても助かります。

 

 

字幕は読み手に一瞬でも迷わせてはダメ、字幕なしで映画を楽しめたと思わせるような訳をする、翻訳者は黒子であれ、ということはよく言われます。

 

 

確かに『ボヘミアン・ラプソディー』を観に行ったときは、自然に映画の世界に入り込めましたし、2回目は字幕の勉強をしようと思って行ったのに、またまた物語に入り込んでボロ泣きをして字幕の勉強どころではなかったので、やっぱり自然ないい訳だったのだと思います。って、2回も観たなら字幕もしっかり学べって感じですがあせる(DVDが出たら頑張ります!)

 

 

 

 

さて、今回の授業の素材は、ある映画の特典映像でした。

 

 

きちんとしたシナリオがなく、監督やスタッフ、俳優が普通にしゃべっているので、話が長すぎてどこで切ったらいいのかわからなかったり、言い淀みや言いなおし、言いかけて違うことを話していたり、とにかく難しくて困りました。

 

 

でも、この授業がなければ観ていなかったであろうアクション映画と特典映像を繰り返し観て、正直楽しめました。この映画の場合、俳優さんはスタントを使わず、ほとんど自分で演じていたそうですが、そう思って観ると余計にハラハラドキドキしながら楽しめます。

 

 

ただ、ハリウッドでは俳優には高い保険がかけられているので、保険の範囲を超えるような危険なアクションは止められてしまうようです。

 

 

先生いわく、ジャッキー・チェンはそれでハリウッド映画から撤退したのだとか(自分で全部やりたいから)。

 

 

また、トム・クルーズも自分で危険なアクションをやりますが、彼は自分で高い保険をかけているので止められないでできるのだそうです。あんな飛んでいく飛行機にぶら下がるとか、保険の話を抜きにしても怖すぎますが…(『Mission: Impossible / Rogue Nation』MIシリーズ5作目)。

 

 

俳優さんも命がけでいい作品を作ってくれているので、翻訳も命がけでビックリマーク…とはいきませんがてへぺろ  もう少し腕を磨いていきたいと思います。