みなさん、「じゃれマガ」って知ってますか?
名古屋女子大学 文学部教授の Douglas S. Jarrell (ジャレル) 先生が、毎日平日に配信してくれる英文のメルマガなんですが、これがすごーく読みやすいのです!
だいたい8~10文くらいで、長すぎず短すぎず、中高生にも読みやすい英語で書かれています。また内容がその時その時のタイムリーな日本でのできごとだったり、海外の話題だったり、はたまたスポーツだったりするので、とても身近で理解しやすいのです。
私自身は、毎朝届く英文をまず音読することにしています。朝から活舌のトレーニング。 英語の舌を作るのに good です♪
その後、内容や書かれている表現をみて、教材にできるかどうか考えます。
高校でもたまに英作文用に使っていたのですが、今、専門学校で「文法・英作文」の授業を週2コマ担当していて、1~2学期で文法はだいたい大事なところは教えたので、今学期は週1回、定期的に使わせて頂くことにしました。
メルマガの使い方はいろいろとあると思いますが、私の場合は、ジャレル先生の英文をまず日本語に訳し、英文の方は( )で穴を作り cloze test にします。
ブランクにするのは、1~2学期で学習した「関係詞」や「比較級」「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」「前置詞」など文法的に大事だと思う箇所です。
10~15分ほど考えさせ、その後、みんなで答え合わせをしますが、今のところ、うまい具合に毎回10個( )が作れているので、一応10点満点にして点数も付けさせ、評価の一部としています。
次に音読練習です。( )の答えを覚えて全部読めるようにします。
練習を完ぺきにできた人から私のところで、cloze test のシートを使って音読のテストです。きちんと読めたら合格。間違ったらまた練習して再チャレンジします。
これは、どの学生も真面目に取り組んでくれますし、文法の説明だと寝る子も絶対寝ません!(笑)まあ15人という少人数のクラスだから毎回できるんですけど、大人数の場合はペアで練習させて、クラスの半数かそのまた半分ずつをチェックする、とかすれば可能でしょうか。
では、実際にお見せしますので、みなさんも取り組んでみてください。これは、昨年の12月に頂いたメルマガですが、クラスの半分くらい男子学生でサッカーが好きなので食いつきがよかったです♪ (逆に私はサッカーに詳しくないので、「バロンドール」とか選手の名前とかメッチャ調べました!)
「じゃれマガ」部分英作文 No.1
For the last 10 years, the Ballon d'Or, the award for the best male soccer
player ofthe year, has gone to ①( ) Cristiano Ronaldo ②( )
Lionel Messi. This year, however, ③( )④( ) them got it. It
went to Luka Modric of Croatia, ⑤( ) helped his country get to the
finals in the 2018 FIFA World Cup. This is the ⑥( ) year for the Ballon
d'Or Feminin, the Ballon d'Or for women. The winner is Ada Hergerberg of
Norway. She had an amazing 2017-2018 season, ⑦( ) 46 goals.
Kylian Mbappe of France won the Kopa Trophy for the best player
⑧( ) 21. He was ⑨( ) of the France's star ⑩( )
in the 2018 World Cup.
過去10年間、年間ベストサッカー選手への「バロンドール」賞は、クリスティアーノ・ロナルドかリオネル・メッシに贈られてきた。しかし、今年はどちらの選手にも贈られなかった。2018年FIFAワールドカップで自国を決勝戦に導いたクロアチアのルカ・モドリッチに贈られた。今年はまた、女子の「バロンドール」賞授与の初年度でもある。受賞したのはノルウェーのアッダ・ヘーゲルベルグで、2017年から2018年のシーズンで46ゴールを決め、驚きの活躍をした。21歳以下の最優秀選手に授与される「コパ・トロフィー」は、フランスのキリアン・エムバペに贈られた。2018年ワールドカップにおけるフランスのスター選手の1人である。
<ヒント>
①② 「AかBのどちらか」という決まり文句
③④ 「~のうちのどちらも…でなかった」
⑤ 関係代名詞
⑥ 序詞「最初の、1番目の」
⑦ 分詞「~して」→ ここでは「(ゴールを)する」という動詞を分詞にします
⑧ 前置詞「~より下」→ 厳密には「以下」ではなく「未満」ですが。
⑨ 「~の1人」
⑩ 「選手」→ 簡単ですね。10個にするためのおまけ問題。
以上。答えは次回のブログにて発表します。
*ちなみに、今回ブログに掲載するに当り、オリジナルの英文を書かれたジャレル先生に直接掲載の許可をいただきました!感謝感激でございます。
じゃれマガ、おもしろいのでオススメです♪
↓↓↓
文法力と単語力があれば、英作文はコワくない
Let's enjoy writing English Try again! See you next time
CopywriteⒸ「アラカンからのチャレンジ」