9月11日火曜日、晴れ。

MRSアカデミー部門 33回目のセッションです。

本日は、
西條 友也 トレーナー
高田晋作 副部門長(コーディネーター)
山口 大介 副部門長(コーディネーター)
がご指導くださいます。

スクール部門からは、
新野 晃朗 主任(スクール部門・低学年クラス)
村松 正人 副主任(スクール部門・低学年クラス)
田中 将登 コーチ(スクール部門・低学年クラス)
がサポートに入ります。

気温はまだ高いですが、陽が沈む時間が早くなりました。
ナイター照明は早々に点灯開始です。

前半、西條トレーナーのアジリティー・トレーニングプログラム開始です。
練習前のミーティングにて、
今日の課題は
「自分の身体を知ろう、そして使いこなそう」
との発表が。そしてメニューがざっと紹介されました。

身体を知る、非常に難しそうですが、知ってしまえば
自分でコントコールも可能でしょう。早い内からそのように
目を向けること、大事ですね!

始めのプログラムは、ボールを蹴る、そして取る。
非常に簡単なようですが、楕円球を思いきり蹴る、そして
どこに転がるか分からないボールを追いかけるという練習に
気がつけば生徒さん息は上がって汗びっしょり。
みんなあちこちに散らばってボールを追いかけております。
 
 

ここで軽く蹴ってしまえばボールを取るときに楽かもしれません。
ですがみんな力一杯蹴っていました。取り組む姿勢も素晴らしい。



お馴染み色々な姿勢で「歩く」プログラムでは、大分皆さん
慣れた様子、慣れるとより正しい姿勢が求められます。
「キツいけど腹筋と股関節をうまく利用しよう」と西條さん。
どこに力を入れたらよいか、身体のどの部分を使ったらいいか、
よく解ります。



その後、立ち幅跳び、三段跳びの計測がありました。
また後に計測した際、どこまで伸びているか楽しみですね。

 



鬼ごっこ形式のプログラムの後は登り棒に挑戦です。
するするっと登っていったのは小学生のM君。
こればかりは中学生も敵いませんでした。

 

コーディネーター陣のお手本はさすが。

 



そんな高田コーディネーターと山口コーディネーターですが、
練習前のプログラムチェックに余念がありません。今日も
グラウンドの一角にて、アタックとディフェンスのプログラムを確認して
いらっしゃいました。

 

短い休憩を挟み、高田コーディネーター、山口コーディネーターによる
スキルアップ・プログラムの開始です。

高田コーディネーターより、
「皆上手くなっているという噂を聞いています、楽しみです」
と、生徒さんのモチベーションを上げてしまう魔法の第一声。

また、1時間という時間を有効に使う為には集中して、コールを大事に
いきましょう、とお話がありました。

今日はパスが中心の練習のようです。
1VS1、2VS1、2VS2、中抜きパス等、色々な状況を考えての練習です。
あるときは小中学生一緒に、またあるときは合同で、練習の状況を見て
変えていらっしゃいます。

 

合同で広々と。小学生は中学生のスキルを見て勉強し、
中学生は小学生の「声」をお手本にしています。

 

小学生は山口コーディネーターのご指導。
生徒さんの大きな声が聞こえて参りました。

 

 中学生は高田コーディネーターがご指導。
他のペアの練習を見て「うまいなぁ」「今の早いだろ」など、
生徒さんがお互いに感想を言い合っている姿も見えます。

1組終わるごとに
「今のコースいいよ」
「今のはディフェンスにかぶり過ぎていたよ」
「相手を見てしっかり横走りしよう」
と細かくアドバイスが入ります。

今日は本当によく皆さん声が出ています。
4月の時点では考えられないくらい本当によく声が出ています。
もうすぐアカデミー全プログラムも半分を終えます。
確実に成長している生徒さんです。

最後の締めくくりでは
「話の通り、とてもよくなっていました。走るコースもいいです。
コーディネーターは毎回変わりますが、メニューや情報は共有して
いますので、そこは安心して練習に励んでください」
と高田コーディネーター。

山口コーディネーターからは
「疑問、質問などあったら、細かいことでもいいから話して欲しい、
そしてその場で解決してから練習を終えて欲しい。
ラグビーに正解はないけれど、アドバイスならできる。
決してそのままにしないで欲しい」
と頼れる一言もありました。

早速質問をぶつけるI君。
納得してから練習に入るタイプのI君は安心できる一言だったようです。

今日の練習後は、そんな安心感に浸りながら皆さん帰って行ったように
思えました。
秋はもうすぐです。