夏の高校野球に関して、8月22日付毎日新聞の朝刊に加籐陽子東大教授のコメントがあった。「炎天下の試合が球児の健康に良くないのはわかっているが、故郷にゆかりのあるチームの活躍を目にするのは、文句なく楽しい。」そうだ。高校生のクラブ活動の一環でしかない高校野球を商業主義に汚染させ、その上前途ある高校生の健康を蝕んでまで、連日試合を強行する根拠はなにか?私には、連投につぐ連投する投手を見て、とてもそれを楽しむ気持ちにはなれない。ショウであるプロレス等と違って、サッカーでもコーチ・監督になるためのテストがあり、最低限のスポーツ医学は認識されている。今 一番スポーツ医学・生理学が遅れているのは野球なのではないのか。更に、平気で差別用語を発するかっての(大)監督・パシリをさせるコーチなど耳を疑うような事象を多々見聞する。野球の近代化を切に望むのは私一人ではあるまい。