http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200905282323

1997年のノーベル物理学賞の受賞者でもある米エネルギー省のスティーブン・チュウ(Steven Chu)長官は25日、ビルや一般家屋の屋根および道路を白く塗る対策を講じることが地球温暖化対策として非常に有効であるとの見解を示した。

以前から建物や道路を白く塗ることは温暖化対策には有効だといわれているけど、俺もこの方法はコストと効果の両面で様々な温暖化対策に較べても非常に有効な方法だと思っている。理由としては難しい技術を必要とせず白いペンキを塗ればいいだけ。お金もほとんどかからないし、エアコンの電気代でコストも浮くので非常に有効な対策だと思う。

どうして白く塗る対策が有効化というと赤外線の反射率が高くなるからだ。赤外線の反射率が高くなると、赤外線を吸収した時に発生する熱エネルギーを抑え込むことができる。建物の屋上や屋根が熱エネルギーをうけにくくなれば、熱伝導の影響による室内の温度上昇を抑え込むことができるので、エアコンの出力も抑えることができるようになるというわけ。

こういう知識は実行するかどうかはともかくとして、皆が理解しておくべきだと思う。

ただ心配なのは、スティーブン・チュウさんの様な政府の高官がこうした発言を行うと、行政の仕組み自体が白い屋根じゃなければ、罰金を課するとか建築許可を降ろさないなんてバカな話にならないかってことだ。
合理的に考えれば白い色であればエネルギー効率が高いので全世界のあらゆる建造物を白くしてしまえばいいんだろうけど、やはり色彩というものは様々な色があって初めて映えるものだ。どんなに美しい白い建物を建築したところで回りも全て白い建物ばかりでは、その美しさも理解されないとおもうし、面白みもないと思う。
様々な色彩感覚を楽しむ人間の本質を認めなければ、新しいものを生み出すひらめきも生まれないだろう。

基本的には白に近い方が熱を吸収しにくいので、例えばプリウスを買うときとかでも白と黒で迷っているのであれば白にした方がいいと思う。だけど黒が好きならやっぱり黒に乗るべきじゃないかな。まぁその程度の問題だと思うわけです。