名古屋にて働いていた頃
ある血友病の児を担当していた
初めて会った児は
僕に[もうすぐ終わる?]と尋ねた
まだ幼い、その児は一生、
凝固因子の注射をうっていかないと
いけない
泣くのを精一杯我慢して
自分の病気を理解して
僕に聞いてきた
出会った時、その問いに
涙が出た
それから約5年
休日や正月も関係なく
週に3回のペースで
注射をうっていった
いつの間にか
僕は神奈川に移り
その児のことは少し忘れていた
突然のメール
すでに児は中学生になり
自ら注射が出来るようになった
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