昨夜、コメントの返信をしている時に昔観た映画をフッと思い出しました。
子供の時に観てうっすらとしか記憶が無いにも関わらず、たいへん印象に残っている映画です。

「汚れなき悪戯」

(1955年  スペイン   監督 ラディスラオ・バハダ
ヴァイダ・ラースロー
音楽  パブロ・ソロサバル  )


14世紀、イタリア中部ウンブリア地方で起こったと言われる民間伝承を元にしたホセ・マリア・サンチェス・シルバ(Jose  Maria Sanchez Silva )による1952年発表の小説を原作とする映画)
(Wikipediaより)

ストーリー

スペインのあるフランシスコ修道院の敷地に一人の赤ん坊が捨てられていました。
修道士達は村で赤ん坊の引き取り手を探しますがうまくいきません。

で修道院で育てることにしました。
皆で大事に大事に可愛がって育てます。
5年後、マルセリーノと名付けられた赤ん坊は活発でイタズラ好きの可愛らしい少年に成長します。

修道士に「決して入ってはいけないよ。」と言われていた屋根裏部屋に入った少年はそこに十字架とキリストの像を発見します。
その像がたいへん痩せていることに気づいたマルセリーノは台所からパンと葡萄酒を持ち出し像に差し出します。

そんなある日、像はマルセリーノに問いかけます。
「お母さんに会いたい?」

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毎日屋根裏部屋にパンと葡萄酒を持って通うマルセリーノを不思議に思った修道士たちは、ある日、マルセリーノに起こった奇跡を目にすることになります。

宗教の精神が礎にあるたいへん綺麗な綺麗なスペインの映画です。
少年の可愛らしさはたまりません。
純粋無垢、、、とはこんな感じ?

主題歌「マルセリーノの歌」は当時世界的に大ヒットしましたのでメロディーは聴いたことある方も多いと思います。

YouTubeリンクがうまくいきません。お手数ですが「マルセリーノの歌」で検索して下さいね。




故淀川長治さんがこの映画がたいへんお好きだったようで、たいへん心に残る解説を書かれています。
読んでみて下さいね。

http://www.ivc-tokyo.co.jp/yodogawa/title/yodo18002.html