皆さん、こんにちわ♪
これはLPの裏ジャケットです。白いタキシードに黒の蝶ネクタイで、ふんわりと写ってますが、個人的にはうしろ姿より、まえ姿のほうが、好きです(笑)(←感想には個人差がございます)

さて、昨日はDVD観溜めしたり、18時からホームドラマchで放映された「夏の怪談シリーズ」(←天知さんは主役?クレジットはトップだったけど、出番が主役っぽくなかったような…)観たり、部屋の大掃除や洗濯などであっという間に過ぎてしまいましたので、今日続きをご紹介したいと思います。

非情のライセンス:刑事ドラマ『非情のライセンス』のテーマ曲です。ちなみに同じタイトルで野際陽子さんが唄ってる曲があります。♪ラ・ム~~♡という色っぽい声で始まるアレは、同じく有名な『キイハンター』の主題歌です。初めて動画を検索したとき、天知さんのがなかなかなくて、『非情のライセンス』野際陽子…?出てるのかなぁなんて、よく聞き間違えてました(笑)まぁ、天知さんと野際さんは『一匹狼ローンウルフ』で共演されてますし。

サントラや、ドラマではもちろん♪チャンシャララーン  ンジャーン  ティティーティティッ!と曲だけで始まりますが、このLPでは、鳴り響く数発の銃声、車の走り去るエンジン音など、ドラマのワンシーンを思わせます。

そして、曲に被って「俺は、警視庁特捜部の会田刑事。血に飢えた狼のように犯罪に挑む。…人は言う。虚しくないか?哀しくないか?…俺は背を向ける。拳銃の感触が俺を励ます。…今日も生きてやる!俺の正義のために…」(カッコいいーー!!)という、まさにこれをそのまま、オープニング曲にしちゃえばいいのに!!と思うほど、いい!

過去:この曲は、ここから5年後、時代劇『江戸の牙』挿入歌としてシングルリリース(B面は主題曲THE FANG)されました。まさか5年後の構想が既に出来ていた、はずはないと思うのですがこの時代劇のための曲のように聴こえます。ドラマでは最終回の、しかも江戸の牙たちがバッサバッサと斬りまくって、夕日の中をどこ行くともなく歩いていく、ただその何分もないシーンにほんの少し流れただけなのに(笑)こうしてシングルリリースされたなんて、なんとも太っ腹!
ほらね(笑)
そして、こちらのシングル盤はLPに比べるとやはり、5年という年月からなのか、力が抜けたような(闘い疲れた?)軽い唄いかたになってます。私はシングル持ってないので最終回でのちょこっとを聴いただけですが…

「女の 女の過去が 色恋ならば  男の 男の過去は 血の匂いなのか(2番より)」←剣さんたち、まさしく「血の匂い!」

ちなみのちなみに、この『江戸の牙』にはエンディング曲「ふたりづれ」というのがちゃんとありまして、それもなかなかいい感じです♪

では、はて?この「過去」はアルバムのためなのか、5年後の構想のためか、何でしょう(笑)時代劇ならどの作品にも応用効きそうです(←別にそこまで思ってはないだろう!)ちなみに2番と3番の間奏で「年年歳歳花相似たり   歳歳年年人同じからずか…」という劉希夷の漢詩が入っています。

ここで触れてなかった3番をお楽しみください♪

ゴンドラの歌:この歌、高校生の時授業で観た黒澤明監督作品『生きる』で、区役所か市役所の職員である男(役名度忘れ:志村喬さん)がラストシーン、やっと出来上がった公園のブランコに一人座り、この♪ゴンドラの歌を歌いながら死んで行く…確かそんな感じでしたよね。
「♪命短し 恋せよ乙女  赤き唇褪せぬ間に  熱き血潮の消えぬ間に  明日の月日はないものを」

歌の前に俳句のような詩のような台詞が入ります(韻が五七五のものが二首あるので、俳句かなと)

ぬばたまの 波に漂う 漁り火か
うたかたの 夢にも似たる 移し世か(or渦潮か?)

…人生わずか五十年…」

本当に天知さんは五十年とちょっとで、その人生を終えてしまいました。早いよ!早過ぎるよぉ!まだまだこれからだよぉ!と言ってみても、仕方のないこと。

でも、まるで死期を悟ったような、最後のシングル(♪北の海にて)とか、『黒真珠の美女』とか、そんな風に思えます…

人生:「花が散って、花が咲いて、また花が散る。夜が来て、朝が来て、また夜が来る。男と女、恋もまた人生…」という台詞で始まります。幸せも悲しみも人生は、「…肩を寄せ合って 二人生きてりゃいつかは」幸せは向こうからやって来て、悲しみはいつの間にかいなくなっているよ、そう天知さんが優しく、語りかけるように唄ってくれています。


さて、明日はいよいよ最終回(連続ドラマじゃないし)残りの3曲♪北帰行♪影♪粋な別れをご紹介しましょう。
また、お会いしましょう(笑)(↑これは19『湖底の美女』の明智センセイだから、これは言わないのよ(笑))