「また今日も耳かきか……」

そう思いながら、
いつものように兄の耳かきをしていた。

でも、いつからだったのか。

耳かきをしていると、
兄が私の太ももに触れてくることが
増えていった。

最初は、何をしているのか分からなかった。

ただ、嫌だった。

怖かった。

今までとは違う、
嫌な違和感があった。

それでも私は、
兄を怒らせることが怖くて
何も言えなかった。

そして、この頃から兄の要求は、
少しずつ今までとは違うものになっていった。