わたしが朝から体調が良く、調子がいいのが伝わったのかゆうくんも朝から機嫌が良いのがわかった。
わたしは離婚のことを調べるのと同時に、お小遣い稼ぎができるようなパートを探し始めた。
経済的に自立して1日でも早く家を出たかった。
今、休職している看護師の仕事は今の体力と精神的に難しいと思った。
ゆうくんは必要最低限のお金しかくれなくなって、今までわたしに預けていたクレジットカードも没収された。
わたしには自由なお金が全くなかった。
地道に貯めていたお金は今後のために使いたくなかった。
ゆうくんが帰ってくるまでひたすら離婚について調べたり、家でもできるようなパートを探した。
探してるうちに仕事を終えたゆうくんが帰ってきた。
🙋♂️「お前今日もずっと家にいたの?」
🙋♀️「うん。経済的に自立ができるようにバイトを探してました。」
するとゆうくんが急に顔色を変えた。
🙋♂️「早く働けよ!応募しろ!」
🙋♀️「数日前は働いてて怒ってたのに、一昨日は辞めたって言って怒って今度は早く働け?もう関係ないでしょ離婚するんだから。」
🙋♂️「俺さお前に仕事辞めろなんて言ったことねーからな。お前が勝手に辞めた仕事だろ。」
🙋♀️「仕事に反対したお義母さんがママに電話してきたの覚えてる?そこから始まったんだよ。」
🙋♂️「俺とお母さんに責任取れって言ってる?お前が勝手に辞めたことに俺らは関係ねーから。」
あの時の感情で仕事を辞めないで本当によかったと思った。
ゆうくんは言ったことを平気で忘れるし、言ったことに責任が持てない人だと改めて思った。
🙋♂️「お前さ去年落ちた市役所あるだろ?それもう1度受けろよ。募集してるらしいから。」
ゆうくんはわたしが半年前に受けて落ちた市役所のバイトをもう一度応募しろと言うのだ。
🙋♀️「データとか残ってるから無理だと思うよ。離婚したらもう新潟いないしすぐ辞めることになるから。」
🙋♂️「お前の顔なんて誰も覚えてねーから。笑わせんな。」
急に吐き気が襲ってきた。
同時に苦しくなって死ぬかもと思った。
軽い過呼吸だった。
🙋♂️「まじでこんなやつ支えられねーわ。」
悲しくて涙が出た。
助けを求めてすぐ来てくれる友達なんて新潟にはいない。
🙋♂️「あー、もう仕事で疲れたから話しかけないで!寝る!」
わたしは最低な人間と結婚してしまったことにこの時初めて気付いた。
23歳から付き合っていた2年、25歳で結婚して3年。
嘘偽りだらけの5年間を返して欲しいと思った。
