ブライダルフェアで出された結婚式の見積もりは350万ほどだった。
わたしは結婚式費用を少しでも節約しようと、持ち込みOKなものは持ち込んで、席次表や席札、プロフィールムービーは手作りしようと準備していた。
ゆうくんは「忙しい」の一点張り。
なにも協力してくれないので母に相談したら、
🧑🦰「私じゃなくてゆうくんのお母さんに相談しなさい。結婚式は両家のことなんだから。うちの親族ならまだいいけど、ゆうくんの親族や会社の方に失礼があったら困るでしょ。ママには決まったことだけを伝えて。」
そう言われて義実家に行った際、毒義母に相談するようにした。
🦹♀️「ドレスとかは決まったの?」
🙋♀️「母と妹と選びに行って決まりました。」
🦹♀️「ゆうちゃんは仕事忙しいから一緒に選べないのはしょうがないよ。まあでも1人じゃないならよかったじゃない。」
そう言っているが実際、ドレス選びは夫婦2人で来てる人ばかりだった。
🙋♀️「ドレス見積もりよりも高くて、節約できるものはしようと思っていて。オプションもいらないのあるので見直そうと思っていて…。」
🦹♀️「結婚式はお祝い事だからケチな考えはやめて、ゆうちゃんの自由にやりたいようにやりなさい!ってゆうちゃんにも言ったの。お金は払うから。」
そう言ってゆうくんは見栄を張ってやりたい放題あらゆるオプションを付けた。
すると最終見積もりは約800万になっていた。
金額を知り、「ゆうちゃんの自由にやりたいようにやりなさい!」と言っていた毒義母は大激怒。
🙋♂️「お父さんが高すぎるって怒ってるってお母さんから電話かかってきた。」
🙋♀️「だから節約で手作りできるものはしようって言ったじゃん。なのにゆうくん全部買おうとしたり、いろんなオプションつけるから。」
🙋♂️「俺はななが大変そうだから言っただけだよ。」
🙋♀️「大変だけど節約できるところはしないと800万じゃ高すぎるよ。ムービーとかも今頑張って作ってる。とりあえずゆうくんの実家に行って食事とか飲み物とかもう一度見直そう。」
そう言って義実家にゆうくんと言って見積もりを見直した。
手作りできるものは作ったり、持ち込めるものは持ち込んだりすればそれだけで100万円ほど節約できた。
すると毒義母が見積もりを見て
🦹♀️「リハーサルメイクってなに?」
🙋♀️「式の1週間前に担当のヘアメイクさんと打ち合わせして、実際にドレス着て髪型とか合わせるんです。」
🦹♀️「それだけで3万円もするよ。節約するならそれもいらないよ。やってる人聞いたことないよ。」
🙋♂️「俺も思ってた。打ち合わせなしでいいだろそんなの。」
🦹♀️「ななちゃん可愛いから大丈夫!いらないよ、リハーサルメイク。キャンセルしなさい。」
2人からそう言われたらキャンセルするしかない。
翌日が打ち合わせだったので、節約したいところは伝え、プランナーさんに話をした。
🙋♀️「リハーサルメイクキャンセルしたいんですけど…。」
🤵「リハーサルメイクですか?」
🙋♀️「高いと言われてしまって…。」
🤵「リハーサルメイクこちらとしてはやっていただきたいです。髪型やメイクの時間配分とか確認したいのもありますし、当日髪型がちょっと…となっても対応できません。」
🙋♀️「そうですよね…わかりました。キャンセルしません!でも主人にその話をしてください。リハーサルメイクが必要なことを。」
そうしてリハーサルメイクはキャンセルせず行うことにした。
プランナーさんからゆうくんにリハーサルメイクの話を説得してもらうよう伝えた。
着々と準備を進めていったが、ゆうくんの会社の方や親族の関係が全くわからなくて当然席次表が作れない。
🙋♀️「出欠まだ?会社の方の関係もわからないと進まないんだけど…。」
🙋♂️「聞いてみる。」
そう言われて何日も経ったがゆうくんから一向にその話はない。
中学高校の友人の席次表を仕上げて満足していた。
毎回1人で行く打ち合わせ、「忙しい」となにも手伝わないわりに飲み会やゴルフに行くゆうくんに我慢の限界でついに爆発して、怒りのLINEをした。
ゆうくんへ
ゆうくんはわたしをなんだと思ってるの?なんでもやってくれる機械?
自分はなんでわたしが怒ってるかわかっていないと思うけどもう限界。今まで言わなかったことが溜まりに溜まってしまってます。
わたしには節約しろと言いながら自分はゴルフに飲みに毎日忙しそうですね。
研修に行けば終電なくなるまで飲んで。
これならわたし結婚しないでこっちで働いて、たまにゆうくんと会う方が全然幸せだった。
わたしは実家に帰っても友達に会わないで毎日式のことで缶詰状態。
自分はなに?席次表頑張った?馬鹿にしないで。こっちがどれだけ大変な思いしてやってると思ってるの。
もうそういうのが積み重なっていっぱいいっぱいでゆうくんといるとストレスでしかない。今日帰るけどパスポート取りに行ったらすぐ帰るからね。
するとゆうくんから驚きの返事がくる。
