母の携帯に毒義母から3件の着信履歴。
2年前ゆうくんのおじいちゃんが亡くなった時、母にお香典のお礼の連絡もなかった毒義母。
なんでおばあちゃんの時はかかってくるんだろう…
母は母親の勘でなにか嫌な予感がしてすぐにかけ直したらしい。
母は嫌な予感がしてボイスを取っていた。
多少省略していますが毒義母から母への電話がこれです。
毒義母🦹♀️ vs 実母🧑🦰(電話)
🦹♀️「もしもし。」
🧑🦰「この度はお悔やみ申し上げます。」
🦹♀️「あぁー。」
🦹♀️「ななちゃんのことなんですけどいいですか?」
🧑🦰「はい。」
🦹♀️「東京に働きに行ってるってゆうちゃんから聞きました。」
🧑🦰「はい。そうです。」
🦹♀️「お父さんがすごく怒ってます。本当にすごく怒ってます。夫婦は一緒にいるものです。」
🧑🦰「…」
🦹♀️「娘さん常識なさすぎます。非常識すぎます。」
🧑🦰「…」
🦹♀️「ななちゃん働かなきゃいけないほど貧乏ですか?ゆうちゃんの稼ぎ悪いですか?」
🧑🦰「言い方悪いですけどもともと働け働けってゆうくんに言われていてコロナ禍で働く場所もないし、長期休暇に東京帰るって言うとパート落とされてしまって今こうしているんです。2人で決めたことならよくないですか?」
🦹♀️「新潟で週1でいいじゃないですか。週1で働く場所くらいありますよね。」
🧑🦰「ゆうくんはななに居酒屋で働けって言っていてさすがにそれは止めました。田舎の夜は真っ暗で、自転車漕いでる人なんていなくて危ないので。」
🦹♀️「…」(沈黙)
🦹♀️「ゆうちゃんはななちゃんがいない間お昼ごはんはどうしてるんですか?いつもお弁当持って行っているのにその時だけお弁当がないなんて周りにどういう目で見られているか、ゆうちゃんの気持ちわかりますか?」
🧑🦰「申し訳ありません。」
🦹♀️「子供が産まれたら保育園に預けるんですか?ななちゃんの仕事そんなに大事ですか?夫婦は一緒にいるものです。支え合うものです。」
🧑🦰「…」
🦹♀️「実家に帰ることを許す親御さんも常識ありません。暗い中誰もいない家に帰ってくるゆうちゃんが可哀想です。おかえりも言われずに家に帰るなんて。」
🧑🦰「はい。すみません。」
🦹♀️「ななちゃんが新潟にいることは可哀想ですか?
お父さんからゆうちゃんに話をさせます。このままだと未来が見えないので。」
🧑🦰「わたしも帰ったらななと話します。」
🦹♀️「お願いします。お父さんはとにかく忙しいです。迷惑かけたくないので。」
🧑🦰「また連絡します。失礼します。」
電話終了📞
ボイスを聞いてわたしは震えた。
言葉を失ったわたしに母はこう言った。
🧑🦰「ななちゃんがたくさん我慢してきたこと、言葉の暴力を受けてたこと言いたかった。でも先のこと考えてなにも言い返さなかったの。ななちゃんの立場がなくなるでしょ。」
🙋♀️「ありがとう。離婚なのかな?」
🧑🦰「親が出てきてここまで言うってことはそうだと思う。ゆうくんはなんて言ってるの?」
🙋♀️「仕事終わったってLINEしてから返事ない。電話してみる。」
母はわたしが好きな近所の韓国料理のお店で好きな食べ物をたくさんテイクアウトしてくれた。
でもなにも喉を通らない。水すら飲めない。
急に体調が悪くなって吐きそうになった。
不安で動悸と震えも止まらない。
ゆうくんに連絡して確認してみよう、気持ちを落ち着かせよう、そう思って電話したけど出ない。
パニック状態のわたしは気付けば何度も電話していた。
でも電話に出ることはなかった。
そして数時間後ゆうくんからLINEが来た。
その返信にわたしは絶望する。
