- 落日燃ゆ (新潮文庫)/城山 三郎
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◆城山三郎さんの代表作、落日燃ゆ。先日、TV でやってましたね。北大路欣也さんが主人公で、ややかっこよすぎる廣田元首相。
◆さて、この本はいろんな読み方ができると思いますが、中に、僕がとても気に入っている言葉があります。外交官時代、オランダの大使にとばされて(彼にとって、オランダ大使は左遷だったらしい)、毎日退屈な日々を送っていた廣田が詠んだ、『風車、風が吹くまで昼寝かな』という句です。
◆なんで、そんなに共鳴してしまったかと言うと、この本を読んだ当時、僕は30歳くらいでしたが、ちょうど子会社に出向していて、一応1年程度でミッションも終えて、僕なりに結構退屈な日々を送っていたのです。
◆とはいえ、辞令が出る気配どころか、当時親会社の副社長が子会社の社長を兼ねていたこともあり、次々に優秀な人材が送り込まれてくる始末。仕事もないのに。
◆そんな折に、かざぐるま。まだ若かったので、ほんとに救われた気がしました。それから、僕は実際仕事もなかったので、午前中にルーティンを終えて、午後は日経ビジネス・東洋経済・ダイヤモンド・選択...などを隅から隅まで読んでました。実際に、昼寝はしませんでしたけど。夕方定時に会社を後に、7時には家について、長女と一緒にクレヨンしんちゃん見ながら、夕ご飯たべてました。そんなんが5年間...
◆でも、なかなか楽しかった。その当時勉強したことが、その後とても役立つことになるのですが、結局人生というものは、そんなことの繰り返しで。あとで、まぁまぁ良いんじゃない...と合格点を与えてあげれば、全部OKになります。
◆で、今でも思います。かぜが吹くまで昼寝かな。あんまり悩まず、僕の風じゃないなと思ったら、暫く昼寝しましょ!! みなさん。いい季節ですよ。