◆そんなに音楽に感動したのか?というのは、愚問ですよね。12歳の子供が、何とも、美しいオリビアに見惚れていただけです。当時はビデオもありませんから、その余韻に浸れるものを探して......という次第。でも、レコード店で、このジャケットを差し出すのは、ケッコウ勇気がいりまた。 ◆そもそも、この映画では、レナードの後ろ向きの全裸シーンが大変話題になったらしいのですが、決してそれだけで終わることはなく、ちゃんとオリビアの胸が露わになるシーンも、一瞬ですが、あります。これは、まだ何も知らない中一にとっては毒、ですよね。 ◆おかげで僕は、映画代のほかに多大な出費(パンフとアルバムで3千円!)をしてしまう羽目になり、しかもその後何か月間、見てはいけないものを見てしまったという罪悪感に苛まれながら(つまり、自分だけが見てしまったかのような強烈な錯覚に陥り)この映画のサントラ版を毎日のように聴くことになるのでした。 ◆このサントラ盤は、音楽だけをピックアップしているのではなく、映画のセリフそのものも収録されています。ですから、映画の臨場感はたっぷりと伝わってきます。 ◆夏にこの歌(What Is A Youth)を聴くと、何だか思いきり懐かしい思いがこみ上げてきます。