立て続けになりますが、今回もネッド・ドヒニーの作品です。今回は、日本のみでの発売となった79年作『Prone』。


前作『Hard Candy』に引き続き、プロデュースはサザンソウルの雄スティーブ・クロッパー。スタイリッシュでメロウなサウンドは相変わらずですが、前作と比べるとフォークロック色がより薄くなった分ソウル/ファンク色がより一層濃くなっています。また、ストリングスアレンジが素晴らしい楽曲の多さもまた魅力です。


【楽曲】

(A面)

1.To Prove My Love

2.Think Like a Lover

3.Labor of Love

4.Thinking With My Heart

(B面)

5.Guess Who's Looking for Love Again

6.The Devil in You

7.Funky Love

8.If You Only Knew

9.Sweet Friction


〈特筆すべき楽曲〉

※AORCITY1000シリーズとしてリリースされた再発盤のバージョンについて言及します。


#1

一曲目は、アコギ無しの本格的なファンクチューン。ヴォーカルバージョンとインストバージョンの2パターンが存在するという曲で、今回の再発盤は前者のバージョン。個人的にはこちらの方が好きですね。

ちなみに、私が観に行った2018年のネッドとヘイミッシュの共演ライブではラストナンバーとしてこの曲が披露されましたが、その時はインストバージョンでした。

また、この曲は珍しく国内シングル盤が出ていました(B面は#2のThink Like a Lover)。


#2

ダダ、ヴィネガー・ジョー(前に紹介したロバート・パーマーも居ました)のヴォーカリストだった、エルキー・ブルックスのソロアルバムに提供した楽曲(そのバージョンの曲名は「Learn to Love」)。絶妙に入り込むストリングス、ブラスセクションが聴きどころ。


#5

これはかなり前に神坂PAで撮った写真。こんな感じのやや曇った空を思い起こさせるような軽快なナンバー。

エレクトリックギターは、プロデューサーのスティーヴ・クロッパー。ベテランらしい、曲に彩りを添えるような渋いプレイを披露しています。

また個人的には、彼の存在を知るきっかけとなった思い入れのある楽曲でもあります。確か『AOR Heaven』という名前だったと思いますが、親戚の方からそのオムニバス盤を借りたのがきっかけでした。


#6

ミステリアスな雰囲気を盛り上げるストリングスが聴きどころ。サビ(?)でのコーラスの重ね方もこれ以上ないくらい素晴らしく、コーラスとストリングスの絡み合いは、思わず鳥肌が立つほどです。YouTubeには、本人による弾き語りの動画もあります。


#7

このアルバムの中では個人的に一番好きな曲。オルガンから始まるバージョンとアコギから始まるバージョンの2パターンがあり、今回の再発盤は後者。メロディラインがこれ以上無いくらいに綺麗で良いです。


#9

ラストナンバーも、切れのあるファンクチューン。随所にあるキメが心地良く、最後も気持ち良くスパッと終わります。



ブログ再開後は、ネッド・ドヒニーのスタジオアルバムに関しては『Between Two World』から遡るように紹介しているので(途中で気づきましたが)、次以降彼の作品を取り上げるときは、あの名作『Hard Candy』になります。



以下、今回の関連作品です。