僕をいつも励ましてくれていた彼女とも別れてからは、
しばらくは力の抜けたような生活を送っていました。
それでも、バイトの現場が忙しくなると朝早く家を出て、
夜遅く帰宅という生活が続いたので、ぐったり疲れて眠りこけ、
少しづつ彼女の思い出も忘れるようになっていきました。
そんなある日、休日に部屋を掃除していたときのこと。
書棚に>>この本<<があることに気づきました。
この本は、小説仕立てになっていますが、
吃音に苦しんだ主人公の半生を綴った実話に基づく内容です。
吃音者ならではのいろいろな苦しみを味わいながらも、
周囲との温かい励ましやふれ合いを通じて、吃音を克服していく姿が
克明に描かれています。
いつの間にか僕は、掃除の手を止めて、小説を再読していました。
そして、彼女の事を思い出していたのです。
実は、この本を最初に見つけたのは僕ではなく、彼女のほうでした。
改めて読み返すと、気づくことが多々ありました。
彼女はたぶん、この本の主人公を僕に見立て、
自分は主人公を支持する存在になろうとしていたのではないか?
そんなふうに感じ取ることができたのです。
ある日、僕は彼女からこの本をプレゼントされたのです。
そして、著者である吃音改善プログラムコーチの井坂京子さんのことも知りました。
はじめて小説を読み終えた頃に、彼女から教えられました。
「井坂京子さんの吃音改善プログラムというのが販売されている」
でも、僕はその頃、吃音矯正所で発音トレーニングに取り組んでおり、
そのうえ、別の吃音改善の専門家が販売している吃音症教材も参考にしていたのです。
(ちなみに、矯正所はともかく、この吃音改善教材はそれなりに参考になりました)
だから、すぐには井坂京子さんのプログラムに参加するつもりはなかったんです。
でも、再び小説を手にしたときから井坂さんの教材がどうしても気になり、
比較的安価なことも手伝って、思わず購入してしまったんです。
今にして思うと、彼女との思い出がなければ購入していなかったと思います。
井坂さんの吃音改善プログラムは>>こちら<<です。
この教材は、PCから直接必要な資料をダウンロードできるサービスと
冊子版で配送されるサービスとがあって、いずれかを選択できるようになっています。
と言っても、僕は後でそれを知りました。
何かに引き込まれるかのようにあまり深く考えず、購入ボタンを押してしまったので・・・。
あとで、ダウンロード版を購入していたことに気づきました。
もし、PCで文章を読むことが苦手な場合は、冊子版のほうが良いと思います。
でも、このプログラムとの出会いは僕にとってはラッキーだったと言えます。
この教材にはテキスト教材(書籍)の他にも、
井坂さんが直接アドバイスする音声が大量に配布されるのですが、
僕はそれを携帯端末に入れて、バイトの行き返りに聞くようにしていたんです。
すると、井坂さんの経験と自分自身の経験で重なる部分をいくつも発見することができ、
「あの時何がいけなかったのか?」
「どうすれば良かったのか?」
「今後どのようにしたら良いのか?」
~ということがとてもよく理解でき、腑に落ちました。
僕はそれまでに参考にしていた教材が他にあったのですが、
まさにそれは参考程度にしかなりませんでした。
やはり、吃音のことは長年苦しんできた吃音経験者に聞くべきで、
しかも、「こうしなければいけない!」などというような押しつけの指導ではなく、
吃音者自らが考え、自らの力で立ち向かえるようにならなければダメだと思うのです。
こうした意味で、>>このプログラム<<が最も自分には合っていたのではないかと思います。