落合博満の名言
落合博満の名言
「上司という立場にいるのなら、任せる部分はきちんと部下に任せておいて、あとはうまくそれらを機能させるというやり方を取るべきだ。」
【ミスターKの視点】
上司(管理者)の役割とは、
個人が意思決定・行動するにあたり個人目標(目的)と組織目標(目的)との整合性をとることで、
組織の構成員間で相乗効果を発揮させ、構成員の生産性の総和以上の成果を生み出し、組織目標(目的)を達成させることである。
それを実現させる為には、
以下の3つの組織の要素に目を向けバランス良く対処する必要がある。
・共通目的 = 組織の構成員が達成を目指す組織目的
・貢献意欲 = 誘因を与えることにより起こる意欲
・コミュニケーション = 共通目的を浸透させる為に意思疎通を図る能力
管理者は企業理念、全社目標を熟知すると共に、個人のキャリアプラン・人生設計等に対する考えに出来る限り耳を傾け把握し、組織目標(目的)と個人目標(目的)との整合性を考慮しつつ、個人の意思決定の幅(選択肢)に適切な制約を与え、出来る限り合理的な意思決定・行動が出来るようサポートする必要がある。
時には個人が、与えた制約の範囲外の意見を上げてくることもあるかもしれないが、それを蔑ろにするのでは無く真摯に耳を傾け、全社目標に組み込むべきか否かについて検討する姿勢が重要である。
何故なら、組織目標(目的)は絶対的に正しいといった固定観念を経営幹部・管理者が持ち続け、仕組みを硬直化させてしまうと、現場から上がって来る市場動向等の貴重な情報を組織目標(目的)に反映させ、改善を図るということが出来なくなったり、本音が言えない組織風土になってしまうことで建前の報告・行動が横行するようになりコミュニケーション体制が崩壊してしまい、組織目標(目的)と個人目標(目的)との整合性がとれなくなり、仮に無理に組織目標(目的)を個人に押し付け一時的に業績を上げたとしても、コンプライアンスの低下、対外的な信用の失墜、離職率の上昇等といった現象が起こり、企業は衰退に向い存続すら危うくなるといった状況に陥ってしまうからである。
このように管理者には高度な判断力、コミュニケーション能力、人間性、業務知識等が要求される為、常に管理者としての学び・自己研鑚が必要となる。組織目標(目的)が達成されないことを構成員である部下の責任にし、構成員を入れ替えるといった対処法などは、最も安直で管理体制の最適化や本質的な問題解決を遠ざける対処法と言えるのではないでしょうか。
