昨日は、藤沢に住む同僚に会いに行きました。

彼女は一ヶ月前に、妊娠8ヶ月で男の子を出産し、その子をわずか3時間後に亡くしました。

妊娠6カ月の時に、お腹の中の赤ちゃんに4,000人に1人という重い病気が見つかり、生きて産まれてくる確率はゼロに近いと言われる中で、予定日より2カ月早い出産でした。

妊娠を知った時に、彼女の旦那さまよりも早く報告してくれて、小さな命の成長を一緒に喜んだり、マタニティーブルーの悩みを聞いたり、ずっと一緒に妊娠生活を共有してきました。

病気が分かってから、お腹から出たら生きていけない命を出産まで育てていかなければならなない彼女の苦しみは、私の想像を絶するものでした。

それでも明るく仕事をこなし、産休に入ってからも、お腹の赤ちゃんを全身全霊で愛しながら妊娠生活を送る彼女の強さにただただ感動するばかりでした。

赤ちゃんを自然分娩したとの報告をもらった時、涙が止まらなかった。

たった数時間しか一緒にいられなかったけど、生きて産まれてきてくれたこと、とても可愛い顔をしていてパーフェクト君だった、会えて幸せだったと言うメールを何度も読み返しました。


それでもやっぱり、子を亡くした彼女の喪失感は深くて、毎日いっぱい泣いて、赤ちゃんに語りかけて、そうする以外にどうやって生きていけばいいか分からなくなってしまった。

産後一ヶ月を過ぎて、やっと少しずつ人に会えるようになったから、赤ちゃんにも会いに来て欲しいと言われて、海の近くに住む彼女に会いに行きました。

何時間も海を眺めながら、泣いて、時に笑って、今の彼女の苦しみやさみしさを聞きました。

会社にも戻るかどうかの結論もそろそろ出さなきゃいけない。毎日考えなきゃいけない事がたくさんありすぎて忙しいと。

彼女が仕事復帰を躊躇する理由は、周りの目や掛けられるだろう言葉に対する不安じゃない。大手大企業の広報ウーマンとして忙しく働く中で、赤ちゃんのことを想う時間が減ったら赤ちゃんがさみしがるから。と、泣きながら言う。たった数時間の、腕の中にあった我が子のぬくもりを忘れたくない。自分がずっと覚えていなきゃ、赤ちゃんがこの世にいたことがまるで夢だったかのようなってしまうのが怖いと。

前に進まなきゃいけないのは分かってるけど、まだ準備ができないと。

命は簡単に生まれてくると思ってる人がきっと多い。でも、命は奇跡。

奇跡を得たら大切にしなきゃ。

答えは見つからないけど、
少しずつ、前に進んで行ってもらいたいです。