30代・女性
ある年の12月25日に
夫から不倫をしていると告白されました。
不倫相手は職場同僚のA子、
結婚式にも来てくれたので
私も面識がある人でした。
それだけで済んでいれば
離婚はしていなかったかもしれません。
なんと不倫の末、子供ができたというのです。
私は衝撃が大きすぎたのか
怒りが湧くこともなく、涙が出ることもなく、
ただ冷静に話を聞いていました。
ちなみにA子は既婚者でお子さんがいます。
A子の夫は私夫の部下という...
ドラマのような人物相関図。
夫の告白によると、A子も家庭があるので
子供はあきらめるとA子も言っている。
そして関係も一切終わらせるとのことでした。
これで綺麗に終わるなんて有り得ない、
と瞬時に感が働いた私は
A子と直接話してみたくなり
この翌日に夫、私、A子で
三者面談をすることを提案。
夫は渋々ながら承諾し
A子を連れて翌日やってきたのです。
今思えば、なんでこんな大胆なことができたんだろう?
と未だに自分の行動力が不思議なのですが、
女の感だったのでしょう。
夫が告白してきた内容とは
だいぶずれた部分があることを
A子からの話で知ることになるのです。
三者面談は深夜のファミレスでした。
だいぶ早く着いた私は
ブルブルと身体が震えていました。
「落ち着いて、冷静に」
と自分に何度も言い聞かせていました。
すごく動揺していたと思います。
そんな中、なぜかこのやりとりを録音しておこう!
とひらめいたのには自分でもびっくりしたのですが、
スマホの録音機能をONにして
三者面談に挑みました。
(これは後々大変役に立つものとなりました)
予想はしていましたが夫はだんまり、
A子はヒートアップする展開となりました。
A子は開口一番
「こっちは好きで付き合って子供までお腹にできたのに、
いきなり別れてくれなんて言われて迷惑だ。
つわりもひどくて大変なのに
なんで私ばっかりこんな想いしなくちゃいけないんだよ!」
「下ろすなんて一言も言ってないし。
産むのは私の勝手でしょ!
戸籍だってA子家の子になるんだから
誰にも迷惑かけないじゃない!」
「A子夫にうちの子として育てたいと交渉しているから、
あんたに色々言われる筋合いない」
夫の言い分とまるで違いました、やっぱりなーと納得。
そしてA子が次に放った言葉で
私のなにかが切れたのです。
「子供もいないくせに旦那にすがらないと生きていけないかわいそうな女ね」
今までA子にどんなことを言われても
平気でいられた自分の中に、
怒りとも悲しみとも言えない感情が湧いた瞬間でした。
そのとき直感的に思ったことがあります。
「私、この人たちと関わってたら一生幸せになれない」
当時仕事もパート程度しかしておらず
先立つものもなにもない状態でしたが、
早く夫とその取り巻きと決別しなくては!
という強い気持ちが湧きました。
話も平行線で一行に進む気配もなかったので、
「色々お話いただいてありがとうございました。
こちらからお伝えすることがあれば
また夫を介して連絡させていただきます。」
とそそくさと帰ってきてしまいました。
帰路についたとき初めて大粒の涙が溢れました。
緊張感から解放されたせいかもしれません。
私はかわいそうな女なんかじゃない!
と叫びたい気分でした。
それからの私は本当に
全ての行動と決断が早かったです。
子供がいなかったので夫婦だけの決め事で
離婚を進めることができたのも
行動と決断を早めた要因だったかもしれません。
勿論、離婚成立に至るまでには
心が張り裂けそうなくらい
悔しい想いも沢山しましたし、
先の見えない不安に潰されそうにもなりました。
ただ根拠はまったくないけれど
「私は大丈夫」と思える
自分がいたのも事実です。
どうやって生活していこうか?
お金も必要だし、仕事もみつけなきゃいけない・・・どうしよう。
と日常生活をどう送っていくかが
私の最大の不安でしたが、
事前に情報を集め準備はしてきました。
離婚することは紙切れ1枚に
サインすればいいので簡単ですが、
そこに向かうまでの準備は
ぬかりなくやったほうがいいと
自分の経験上感じています。
また相手あってのことなので
感情的になってしまう場面は必ずあります。
感情的になることは悪いことではないのですが、
ある程度事務的になる部分があったほうが
ベストな決断ができるような気がします。
私の場合は常に冷静に対応してきたことが
功を奏したのだと自負しています。
離婚はエネルギーも沢山使いますが、
「どうだったら自分が笑顔でいられるか、どうしたら幸せなのか」
と頭の片隅に置いておくと、
ベストな決断ができるのではないかと思います。
私は離婚してよかったです。
あの時より、今ずっと幸せですから!
自分の決断を信じてよかったです。