子どもにとって初めての保育園、


自分も仕事復帰で、子どもを朝保育園に届けてから出勤するのは初めて。


と、「初めて」が二つ以上あると不安この上ないですよね。


さらに、仕事復帰先が初めての職場だったり、


保育園の近くに引っ越してまだ間なしで、住民としても初心者だったり、



初めて」が三つも四つもあると、もうパニックですよね。



でも、「できなかったらどうしよう。。」ではなく、それらに挑んで「何とか乗り越えていこう!」と、前向きのスタンスでいれば、必ず乗り越えられます。



不安な中にも前向きな気持ちを作るには、最悪の事態を想定して対策を立てて臨むことです。


いちばん大事で最悪の事態のテーマは、

子どもが風邪や病気になった時どうするか?

です。


不安の中身の大部分はこれです。



初めての集団保育にさらされると、子どもは、慣れない環境により体調を崩したり、必ず風邪その他の感染症をもらってきます。


お熱が高くなると、保育園から電話がかかって来てお迎えの要請が。



せっかく仕事復帰を果たしても、あまりしょっ中呼ばれて、その度に仕事を中断しなければならなくなると、帰る方も帰られる方も忍耐ですよね。



最近は職場環境としてダイバーシティが話題になっていますので、同じタスクを複数人でワークシェアして、その中の一人が不在でも支障がないように対策されていればすばらしいですが、そうでない場合がほとんどです。



子どもの熱/病気対策をして初めて、落ち着いて仕事ができる、というものです。

次の  4つを参考に、あなたに合うベストを見つけて準備しましょう。



初めから病児保育をしている保育園を選ぶ。


ふだん子どもが行っている保育園が、病児保育もしていれば、大助かりです。


そのような保育園は、お熱で連絡があっても、病児として別室で保育してくれるので、余程のことがない限り、すぐお迎えを要請されることは避けられます。


だから、妊活時から保活するのが大事なのです。


病児保育のある保育園を探して、申請時までに徒歩圏内に引っ越すのがベスト。




病児保育施設に登録しておく。


保育園が病児保育をしていなくても、近くに病児をみてくれる施設がないか探して見学に行っておきましょう。


保育園か自宅の近くなら良いですね。

初日だけ、いつもの保育園から病児保育施設まで移動しますが、次の日からはそちらに行くことになりますから、余程のことがない限り、呼ばれることはなくなります。



ベビーシッター派遣会社を利用する。


病児保育をしている保育園であっても、病児保育施設が近くにあっても、


熱があってうなされている子を外に連れて行かなければならない。。というのは、子どもにとっても親にとっても辛いところです。


できれば家でゆっくりさせてやりたい。


でも仕事は休みたくない。


そういう時、信頼できるベビーシッター派遣会社に登録して、復帰前にも顔合わせが済んでいれば、出勤前の早朝から帰宅まで、子どもを自宅でみてもらうことができます。



もう何度も来てもらって信頼できるベビーシッターさんなら、保育園にお迎えに行ってもらったり、家でごはんを作って食べさせてもらってたりもできます。


この人、というシッターさんに出会えれば、個人契約に変えるとより良いです。派遣会社的には良くないのですけどね。



会社では対応してもらえないことも可能になります。家事や宅急便の受け取り、小学校に上がってからのことですが、子どもに宿題をさせたり、公園に遊びに行って戻らない子どもを迎えに行ってもらったり、言わば、お母さんの代行です。



子どもにとっても、お母さんに言えない内緒話を打ち明けるほどになると、もうお母さんが家に居ない不安から解放されます。



ベビーシッターは過去に怖い事件がありましたが、慎重に選べば、信頼できるベビーシッターさんに出会えます。



全国保育サービス協会に登録されている会社は比較的信頼度が高いです。



必要な時に慌てないよう、産休育休期間に試してみるなり経験しておくと良いですね。


全国保育サービス協会はこちら



祖父母や身内に甘える。


近くに祖父母や身内が住んでいて、もし協力を得れるなら甘えましょう。


ただし、毎日保育園の送り迎えをしてもらうとか、一緒に住んだり基本子どもだけお泊まりして全面的に子育てしてもらうのはやめましょう。



親子共に暮らせるのは、長い人生のうちでほんの短い期間です。仕事に重きを置きすぎて、親子の絆を二の次にしては本末転倒です。


大変でも大変なりに、パートナーも巻きこんで、何とか踏ん張りましょう。


身内にお願いするのは、本当に助けてほしい時だけにしておきます。


もちろん、そのためには日頃からコミュニケーションをとって、子どもが元気な時もふれあいの機会をつくります。



お世話になった後は、お礼などのフォローも忘れずに。

身内だからとすっかり甘えてしまっては、不満が積もり積もって、ある日突然爆発なんてことも。



親しき仲にも礼儀あり。何をお礼するか面倒なら、事前に金額を申し合わせておくのが良いでしょう。





ほか、予防接種はしましょう。

休みの日に予防接種に連れていくのは大変ですが、ある意味、社会的マナーです。



ふだんのタスクは、いつ急に休まなくてはならなくなるかわかりませんので、期限のあるタスクは早めに片付けること、他の人が見てわかるようにしておくことも大事です。



それから、職場には、子どもが熱を出して保育園に迎えに行くことを、早退する当然の権利かのように振る舞ってはいけません。快く帰してもらえたら、申し訳なくありがたい気持ちでいることを示しましょう。

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子育てと仕事の両立は、けたたましく毎日が過ぎていって、どちらも中途半端になってしまってストレスがたまることもあるかもしれません。



でも、大変なりに親子で前向きにがんばって乗りきる経験が、これからの人生を輝かしいものにするのです。子どもにとっても。



子供が0歳なら、お母さんも0歳なのです。

完璧である必要はありません。仕事に重心をシフトするのはまだ先でいいのです。



子供と一緒に成長していくという気持ちで一歩ずつ前に進んで行きましょう。