本日早朝に配信した記事です。

11月27日(火)
昨日の海外市場では、ドル円は買われる展開となりましたね。欧州時間は113円台前半でのもみ合いが続きましたが、実質、感謝祭休暇明けとなったNY市場に入ると、ダウ平均が380ドルを超える上げ幅となったほか、米長期金利も上昇するにつれて上値を試す動きとなりました。一時113.61円まで値を上げました。株価が上げ幅を縮めたことから113.48円まで下押す場面もみられましたが、ダウ平均が引けにかけて再び大幅な上昇となると113.65円と16日の高値に面合わせしています。ユーロドルはイタリア予算案に修正の可能性が出てきたことから一時1.1384ドルまで値を上げる場面もみられましたが、その後は米長期金利が上昇したほか、ドラギECB総裁が「大規模な金融緩和政策は依然として必要」との見解を示したことなどを受けて下落。引けにかけては一時1.1325ドルまで値を下げています。
 本日の東京市場では、ドル円は底堅い動きを予想しています。下値では、NY時間午後の下押しレベルである113.48円が目先の目処として意識されているほか、22日の高値113.22円やNY時間の安値113.17円がサポートレベルとなっています。上値では、昨日高値の113.65円がとりあえずの目処となっていますが、15日の高値113.71円や14日の高値114.01円がレジスタンスレベルとして意識されています。全般リスクオンの動きとなっていますが、いずれにしても、本邦機関投資家や本邦実需勢などのフローを睨みつつ、米長期金利や日経平均など株価の動きに左右されることになりそうです。
 今日の経済指標では、22時30分にクラリダFRB副議長が講演します。23時には9月米住宅価格指数、9月米ケースシラー住宅価格指数が発表されます。24時には11月米消費者信頼感指数が予定されています。翌3時には米5年債入札が実施されるほか、4時30分にはボスティック米アトランタ連銀総裁、エバンス米シカゴ連銀総裁、ジョージ米カンザスシティ連銀総裁が討議に参加します。

今日の注目ポイント
【ドル円】
114.21円(11月12日高値)
114.15円(11月13日高値)
114.01円(11月14日高値)
113.71円(11月15日高値)
113.65円(昨日高値:11月16日高値)
113.60円(現在値:7時52分)
113.48円(NY時間午後の下押しレベル)
113.467円(NYフィボナッチ61.8%戻し)
113.41円(NYフィボナッチ50.0%戻し)
113.353円(NYフィボナッチ38.2%戻し)
113.22円(11月22日高値)
113.17円(NY時間安値)
112.88円(昨日安値)

マーケットで起きている出来事やインターバンク市場の裏情報など - クラウドファンディングhttps://camp-fire.jp/projects/view/91419