私には、1つ上の姉がいます。
学年は1つだけ上なのですが、年齢は1歳9ヶ月離れています。だから幼少期の【成長】という意味では、1歳差というよりも2歳差と言った方がしっくりくると思います。
2歳の差って成長としてはかなりの違いがあると思うのですけれど、私は子供時代、いつも父から【姉と同じ】に扱われていたと感じます。
例えば、姉と喧嘩になった時。
姉はいつも私のことをバカにしていました。(こんな感じでした→姉が私の畑にまいた、憂鬱の種)
私に対する姉の態度はいつも本当に酷いものだったので、私はよく姉に腹が立っていました。
だけど言い返そうとしたって、例えば6歳が8歳に口喧嘩で勝とうとしたって、なかなかできるものではありません。
しかも姉は頭の回転が早くて、口がたつんです。
言葉で反撃しようとしても無理だし、必死に「やめてよ!」と言っても姉はやめてくれない。
私はいつも悔しくて悔しくて、そうするとやっぱり叩きたくなるんですよね。姉の体を平手でバシッ!とやりたくなるんです。それで、私が姉を叩く。
そうするとずっとその喧嘩を見ていた父が、偉そうに勝ち誇ったように、すかさず言ってくるんです。
「はいっ!たうの負け!」
それから父は、私に凄んできます。
「全部たうが悪いんだ!手を出す人間はダメだ!」
え…って思いません?
おかしくないですか。
喧嘩の中身って大事だと思うんですけれど、父はそこには全く触れないんです。
姉は、いつも通りに私をバカにして嘲笑わっていました。
私はこれをさっき「喧嘩」と書きましたけれど、こんなものは【イジメ】です。弱いものいじめ。
(この感じ→姉が私の畑にまいた、憂鬱の種)
父はそれをずっと見ていたんですよ。それなのに何も言わなかった。姉か私のどちらかが手を出すまで、父はじーっと待っていたんです。
そしたらついに、私が手を出した。
そこですかさず「たうが悪い!」と…。
父は偉そうに、審判でもしているつもりなんです。
腹が立ちます。
ふざけるなと思います。
父には【物事の中身】なんてものはわからないのでしょうけれど、父は本当に、全く中身を見ていません。
私がどれだけ姉に侮辱されようが、嘲笑われていじめられていようが、父はそれをただの兄弟喧嘩としか思っていない。
姉にバカにされた私が一体どんな気持ちになっているのか、そんな事にも微塵も興味がない。
姉と私の間に成長の差があろうが、姉がどんなに一方的であろうが、どんなに理不尽だろうが、そんなものは関係がないんです。
どんな時でも、父が常に気にしているのは
先に手を出すのはどちらか!
ただそれだけなんです。
それでしか判断していない、できないんです。
驚くべきことに、父はそれこそが全てだと本気で思っているんです…。
だから姉は、いつでも私をいじめ放題。
父は、喧嘩を仲裁した立派な父親という満足感でいっぱい。
母はといえば、父がいる時は父に任せているのだ(子育てでは両親の方針が一致しているのが大事なのだ)と言わんばかりに我関せず。
そして私は、いつも姉から侮辱され父からダメ人間と凄まれ、そういう時は母から無視されていた。
…ひどい構図だと思いませんか。
いつもこうなので、私は「耐えるしかないんだ」と思いました。
結局、この時と一緒です。→こんなのネグレクトじゃないか
どんなに悲しくて、寂しくて心細くても、1人で耐えるしかない。
侮辱されて嘲笑われて、悔しくても、耐えるしかない。
だって、誰も助けてはくれないから。
人生とはそういうもの…。
幼少期からずっと、私はそう思っていたんです。
私の両親は、辛い思いをしている娘をさらに追い詰めこそすれ、助けたり寄り添ったり、見守ったり応援したりなんてことは絶対にしませんでした。
絶対にです。
子供に対してよくもこんな仕打ちができるなと思います。
いなければ良かった。
こんな父なら、いなければ良かったです。
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※私が父への暴言を書く理由はこちら
(この記事に書いているのは母親のことですが、母親に対するのと同じように父親に対しても「異常だ!」とやる必要があるんです。)