七輪陶芸は、陶芸家の吉田明さんが提唱された陶芸における一つの技法ですが、従来の陶芸の概念を覆す力を持つ新たな方法論です。

粘土をこねて器の形にすることは誰でもできます。

しかし、器の形に粘土を形作ったとしても、その後に焼いて固めなければただの粘土細工であり陶芸とはいえません。

その焼き固めるための窯が、一般人にとっては極めて高いハードルとして立ちふさがっておりました。

要するに、粘土の入手や形作るのは極めて簡単ですが、焼くことが難しかったわけです。

吉田さんは、この高いハードルを普通の人がどうやって越えるかを考え、その結果七輪を用いることを思いつきました。

これは、とてもすごい考えだと思います。

これにより、普通のサラリーマンや主婦にとって難しいと思われた「陶芸」が、庭先やベランダであたかも秋刀魚を焼くように、簡単に取り組むことができるようになったのですから。

陶芸用の粘土は、大きなホームセンターや工作材料店で手に入りますし、そうした店が近くになければ通販などで簡単に手に入ります。

私は、粘土をケチりたいのと、最初から大きなものでは難しいと思い、もっぱら「ぐい呑み」を作りました。


七輪陶芸 3に続く

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