海外から来てくれたケアーンたち♪ | M&Rのテリア的自由な事情♪

海外から来てくれたケアーンたち♪

今までの先輩ブリーダーが辞めて行くには訳があって…

私は、残したい子、使いたい子を代理オーナーに託して来ましたので、

25年、続けることができましたが…。。。

なぜ?ケアーンの繁殖は続けられないのか?

それは、いくつかの理由があります。

1)たくさんのケアーンを同じ場所で飼育することが難しい。

2)運動量が必要な犬種ですから時間も敷地も必要。

3)オス同士、メス同士などは折り合いが悪い場合が多い。

などなど…売られた喧嘩は買うのがテリアですので、

トラブルが避けられないのがテリアなのです。



ショードッグなどでは多少、気が荒いほうがテールが上がって綺麗です。

テールが上がらない子は、ショーでは向かないために、

興奮剤を飲ませてしまう人もいるようですから…あせる

子供ができなくなったりすることがあって、

今までもいくつも耳にしました。

勝ちたいという「欲」の道具になってしまうことがあるわけですね。


薬でテールが上がる子ではなくて、

自然にハッピーで上がる子がいいですね音譜

そのためには、人が大好きな気立てのいい子を作らないとね。


「テリアキャラクター」を気性が荒いと勘違いする方がいますが、

本来は、ハッピーな犬なんです。

一時期の日本のケアーンの気性が荒かったのは、

そういう気性の荒い子しか来ていなかったからなんです。



ケアーンはイギリス原産ですので、

初めて日本に来てくれた子がいるわけですが、

日本は嫌われていますので、イギリスからは届きません。

イギリスからアメリカい渡った子が来てくれるわけですが、

諭吉目当てのブローカーや、バイヤー、

エージェントの存在なくしては、入って来ません。

今のようにfacebookで直接やりとりができる時代ではなかったので、

犬舎の厄介者が、日本へ高く売られて来た訳です。


そんな時代に、私がHPを作り、血統書を紹介しましたが、

日本にいるとは知らなかった!

という犬がいまして大騒ぎになりました。

ある犬の共同繁殖をした種犬のブリーダーさんの目に止まり、

メーリングリストで大騒ぎになりました。

私の英語バージョンを作ってくれたケアーン仲間が、

メーリングリストに参加していたので…。。。

私は真剣に繁殖を考えていると伝えてくださり、

その方の大事な子が今どこにいるか?をお教えしました。

そして、その結果、その犬を所有していたブリーダーは辞めました。

何か事情があったのでしょうねぇ〜。。。



私が、その方の大切な子孫を続けてく上で、守っていきたかったので、

血統書の公開、マイクロチップの装着、

そして、絶対にペットや関係には渡さない!と、決めたのです。

これは、今でも、守ることは出来ています。。。


イギリスの犬文化は日本とは大きく違います。

生後3ヶ月まで母犬から離してはいけない。

5ヶ月以上たたないと巣立ちはさせてはいけない。

そして、飼い主さんとの面接は半年以上、

毎週、毎週、毎月、毎月、行わなければいけない。

この3つは、最低限の決まり事ですが、

日本では、まだまだ、普及されていません。


日本は、アジア圏ですので、

「犬を食べている」と思う方がいないわけではありません。

「日本人なんかに売った!」と、非難されることが多いそうです。

そういう時代に、日本へ来てくれたケアーンがいてくれたお陰で、

私たちは、今、ケアーンと暮らすことができるわけです。



M&Rケアーンたちは、生後70日ごろには、

親離れ、子離れをしますので、

私は、生後70日を目処にしていました。

日本では、生後5ヶ月の子は売れ残りの印象が強く、

生後3ヶ月前後での譲渡が多くなります。


オーナーとのおつきあいは、それからになってしまうので、

お渡しする前に、信頼関係や、ケアーンに似合う方か?

など、見極めるのはとても難しいのです。


私の場合は、私が使いたい子を全部残せば、

歴代のブリーダーのように崩壊しますので、

代理オーナーに託すシステムを作りましたが、

その方々のお陰で、25年間続けてこれたわけです。


日本犬ではないのですから、

海外から、初めて来てくれたケアーンのお陰なんです。


イギリスに5年通って分けていただけた方のケアーンを、

私は運よく、使わせていただきましたが、

その子たちの血統は絶対に守らなくてはいけないのです。

お金を払ったら自分のモノ!ではないんです。

歴史、文化がある、由緒正しいお犬様なのです。


私が色々ルールを作っていますが、

自分の自由にしたい方は、ご自分で作るしかないんです。


ショーをやらなければ、認められませんし、

いい種犬を貸していただくことも出来ません。

ドッグスポーツも、当たり前の犬育てのイヴェントです。

ただ、お家で一緒に暮らすだけ?しかも週末だけ?

それは、ケアーンには向かない育て方だと思います。


ケアーンに似合う自分にならなければ、

「日本人なんか!」に分けてくださった方に申し訳ないのです。



欧米のブリーダーは尊敬されているわけですから、

私も、頑張らないといけないんですけどねん。



久しぶりに語りました。。。




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