プラッキング(初心者〜中級〜上級) | M&Rのテリア的自由な事情♪

プラッキング(初心者〜中級〜上級)

プラッキングに興味を持っている方が、多いようなんで、

改めて、ナイフや、抜く場所を説明しますね。


長脚テリアと短脚テリアでは、道具も変わってきます。

アンダーコートで考えても、

毎週整えなくてはいけない長脚テリア。

年に2回程整えれば良い短脚テリア。

それだけで、選ぶナイフも変わってきます。

ナイフも、販売店では、細かい目と粗い目を薦められてしまいますが、

短脚テリアの初心者の場合は、粗刃が1本あれば良いと想います。


まず最初は、トリミングテーブルに犬を乗せて、

ショー用リードのような細めのカラーで首と頭を区別する。

$M&Rのテリア的自由な日常-10031401

☝これはちょっと位置が低いです。

☟こっちは丁度良いけど...分かるかな?

$M&Rのテリア的自由な日常-10031001

ケアーンの場合、毛質を2種類に分けて考えます。

では、

固い毛質のA面(首~背中~尻尾まで)を抜いてみましょう!


「初めの一歩ナイフ」
Classic トリミングナイフ 粗刃

抜いたら必ず、抜いた毛が切れていないか確認すること!

毛は腕力で抜くのではなく、ナイフにはさんで抜く!Desu.....

最初はみなさん力が入ってしまうので、切れやすいんです。

このナイフは刃が大きいので、力を入れても切れにくいナイフです。


続いてボディー(横腹)を抜きます!

カラーが着いているところが全てにおいて中心になりますので、

スタート位置は、常に、首と頭を分けたところからです。

そして終点は尻尾の付け根です。


この写真で毛の流れを参考にしてください。

$M&Rのテリア的自由な日常-rucakinki


次は尻尾ですが、キャロットテール(にんじん)、ロウソクの炎型。

根元は太く、先に行く程に細くなり、炎が揺れるように.....♪

毎週コマメに、はみ出ている毛を抜かないと維持は出来ません!


そして、難関の手足です。

外側と内側では毛質が違いますが、始めて抜く時は、

内側がかなり柔らかいと想いますので、必ず切れてしまいますので、

指で少しづつ抜きましょう。

普段、コミュニケーションが出来ていない場合は暴れます。

手足の毛は固くしいないと、汚れる部分ですので、

ショードッグのような飾り毛は家庭犬には不要です。

常に清潔にしたい部分ですので、しっかりとした固い毛にしましょ。


そして、本当の難関はお尻です!

柔らかい部分ですので、かなり嫌がりますが、抜く事で皮膚も強く成って、

清潔に保てますので、頑張って抜きましょう。




最後に、顔から胸です。

顔は、二十丸を作りますが....M&R DEKO HP内の写真を参考にして下さい。

喉から胸は長くする必要はありません、

皮膚に密集して生えている厚みがある毛の方が理想です。


一通り説明はしましたが、ケアーンの毛質を大きく2つに分ければ、

下回りがB面になり、A面の固い毛質よりやや柔らかく成ります。

始めて抜く場合は、切れる可能性が高いので、面倒でも指で抜きましょね。


初心者の方は「初めの一歩ナイフ」で充分です。
Classic トリミングナイフ 粗刃

このナイフで切れないようになったら、次の中級に進みます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


A面とB面では、毛質も違いますし、生えて来る時間も異なります。

A面の固い毛質はB面に比べればかなり早いです。

特に、首、尻尾の付け根などは早く、コマメに整える必要があります。


「初めの一歩ナイフ」からナイフを使い分けるようになります。

男性と女性では、手の大きさや指の長さなども違いますので、

ここでは、私たち女性の経験と意見しか無いのでご了承下さいまし。


最近、実習会で評判のナイフですが、細かい作業ではなく、

トップコートをたくさん抜く時に良いです。

ポプトナートリミングナイフ スペシャルⅠ

そして、

中級に成れば、細かい作業をするナイフが欲しく成りますねぇ。

ポプトナートリミングナイフ 

 通称「テリアナイフ」「ホワイトナイフ」と言われているナイフ。

マーズナイフ#320

耳や目頭、細かいところに使用。


そして、こちらはテリア愛好家の憧れのナイフ!

ピアソン

「Finishing Stripper(FINE)」「Regular Stripper(FINE)」のいずれか1本。

または、「Detail Stripper」があっても良いかも?ですねぇ。


ピアソンナイフが使いこなせたら、上級に片足を踏み入れた!

と、言っても良いかと想います。

美しいショードッグを作り上げるトリマーさんは「最上級」なんで、

到底適いませんので、一般的には上級までで良いでしょうね。


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ケアーンに限らず、テリアのブリーダー自身も、

プラッキングが出来ない方が多いです。

本来ブリーダーが責任を持って伝授して行くべきことだと想うんです。

ショップで迎えた子でも、店員が出来ないなら売るな!です。

まずは、出来上がりの型よりも、丈夫な皮膚作り、

頑丈なコート作りが最優先ですから、とにかく抜きましょう。

身体に沿って抜いて行けば、間違いは無いので、

勇気を持って、ザクザク抜いて行きましょうね。


今から抜けば、夏には良い毛質に成り、暑い日差しから皮膚を守れます。

バリカンを入れてサマーカットなんて、皮膚が火傷してしまいます。

ナンセンスですし、虐待ですよ~~~!!!


トリミングなどの基本情報は「M&R DEKO KENNEL」で、

実写、イラストにて説明をしておりますのでBlogではココまでです。

1匹、1匹、個体差もありますし、みなさんの癖もありますので、

是非、実習会に参加して下さい。

夏には、今、HanaとRaiがショーでお世話になっている、

(HPでも実演してくれている)

露木佳代子さんを招いて実習会を行います。

テリア犬種は勿論、Eコッカー、Aコッカー、

プードル、シーズーなどのトリミング犬種は全て参加可能です。

日程が決まりましたら、改めてお知らせします。


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