これからのケアーンテリア | M&Rのテリア的自由な事情♪

これからのケアーンテリア

『ケアーンの繁殖事情』
現在、ケアーンテリア専門ブリーダーは、
当ケネルを含めて3件です。
現在日本では、アメリカタイプ、
イギリスタイプ、2つのタイプが存在していますが、
今後作られるケアーンテリアは、原産国である
イギリスタイプになっていく事と思います。

本来、原産国であるイギリスタイプからスタートしていますが、
アメリカとイギリスではケアーンテリアの犬種標準が違います。
そもそも何故違うのか?という事に疑問を持ちますが、
ショーの為に作り出されてきた犬たちは、
2004年に犬種標準が変更されるまで、
アメリカタイプを作ろうと、研究されてきました。
ショーに携わる、ハンドラー、ジャッジたちが、
ペットサロンなどを経営している場合が多く、
JKCが定めた基準に従い作り出すわけです。

ここで犬種愛好家の考えとは異なっていくのです。
犬種愛好家は、常に原産国を基準に考えています。
私の場合も同様に、常にイギリスを求めてきました。
イギリスの犬なのに、何でアメリカを追うの?
何故アメリカCHばかり絶賛するの?と思っていました。
現在、原産国に順ずる!となってからは、
原産国より種犬を買い求めています。
今までのように2つのタイプではなくなると思います。

しかし、ここで、2つの道に分かれてしまいます。
イギリスで開催されている「クラフト展」を目指す。
アメリカで開催されている「ウエストミンスター展」を目指す。
ここで焦点が変わってしまいます。
全くタイプが違う犬、犬種が違う。といえるほど、
ケアーンテリアのタイプが変わっていきます。
今、現在、家庭犬として迎えている方々の
犬たちのタイプを観れば分かると思いますが、
サイズもまちまちで、小さい子は6キロほど、
大きな子は10キロを越えていると思います。
この子達が、固定されていくには、
まだまだ、5年、10年の時間が必要だと思います。
それは、今まで、アメリカタイプを目指していた為です。

アメリカタイプとイギリスタイプを分かりやすく言えば、
「その犬種らしい素朴な犬」といえばイギリスタイプです。
「魅せる(ショー)為の犬」と言えばアメリカタイプです。
トリミング方法も異なります。
イギリス人ジャッジはトリミングのしすぎを好みません。
アジアインターなどで諸外国から
ジャッジが来る事がありますが、
ブリード審査がイギリス人ジャッジで、
グループ審査がアメリカ人ジャッジの場合。
「おいおい・・・半日で毛が伸びないよ~~」
と、みんな笑いながら言うほどです。
イギリスタイプでは、あくまでも、
犬種らしい素朴さを重視します。

私は、兼ねてから、ショーの為に
繁殖をしているのではありません。
ケアーンテリアらしい犬を作り出し、
たまたまショーに出ている。というだけなのです。
ショーに関しては、カテゴリーより
「DogShow」をご覧ください。


『ケアーンテリア専門ブリーダー』紹介

「Green Field犬舎」大先輩でもあり、我が家のマオの父「しし丸」をアジアインターにてBISを獲得した事は今でも語り継がれています。昨年ジャッジになられたのですが、始めてジャッジに立たれた時、ドナの審査をしてくださいました。感無量・・・という感じでした。その時の様子は・・・・↓「八王子中央愛犬クラブ展」++++++++++++++++++++++++++「POPTRICK犬舎」私がティナをハンドリングして全国を回っている時、ご一緒にブリードを戦いました。かれこれ、8年も前の話ですが、すでにジャッジになられて、JKC公認クラブも持ってらっしゃいます。今は、お互いに交流を持ち、オーナーのご紹介などをさせて頂いています。++++++++++++++++++++++++++犬に関しては、諸先輩には適いませんが、一般家庭と同じ飼育方法はしていませんので、みなさんのご相談には私がお手伝いさせて頂きます。全員を放し飼いをしているなんて居ないですからねん。ケアーンテリアを楽しめば良いのでは・・と思っています。そして残念ながら共同繁殖をしてきた。「Clumber Up犬舎」ではケアーンテリアの繁殖を今後、行わなくなりました。現在、犬舎に居る犬たちの里親募集に出しております。私は納得をしておりませんので、あえてお手伝いはしておりません。今まで、ショーにこだわり、アメリカを追って来た結果だと考えています。犬は、ショーに勝つために作るものではありません。あくまでも、犬種らしさを求めて作り出すことだと考えています。犬たちには罪は無いので、良い出会いがあれば良いな・・とは、常に願っておりますので、今までコメントを控えておりましたことを、ご了承くださいませ。