20日、シリアで取材中のジャーナリスト・山本美香さん(45)が戦闘に巻き込まれて死亡したことが報じ..........≪続きを読む≫
人間には色んなタイプがいると思うが、時々、信じられないほど行動力があって、企画力があって、自分の考えを持っていて、心身ともにタフな人間に出会うことがある。
そういった人たちは例外なく魅力的で、多くの場合は会社の社長さんだったり、世界レベルの仕事をしていたりするわけで、私の様な薄弱者はいつも彼らに憧れ、感化されたりするのである。
しかしいくら模倣をしてみても、背中を追ってみても、彼らのようにはなれない。
そもそもの覚悟のレベルが違うのだ。
私には世界中を飛び回る体力もなければ、今抱えている家庭だとか、趣味だとか、仕事だとかといった、
小さな不満はあるけれど居心地のいいものたちを手離してまで、チャレンジしようとする気概はない。
たとえば給料に不満があっても、転職すら自由に出来ないほどの見窄らしい行動力しか持ち合わせていないのだ。
身の程知らずの私は、外資系会社で世界中を飛び回り高給をとる友人に憧れていた。
そしてつい先日大手外資の面接に赴き、足を震えさせ手にびっしょり汗をかいてきたばかりである。結果は言わずもがなだ。
初対面の面接官に怯えるほどの人間である。戦地になど、恐ろしくて赴くことはできないだろう。
私は見地の狭い人間である。
そんな私ではあるが、私なりに矜持を持ち、自我を保っていて、およそ殆どの人が抱いている「自分はやれば平均以上は出来る」だとか、「見所もある」だとか臆面もなく考える事もある。
だけど残念ながら、時々認めざるを得ない瞬間というものがある。
私のように楽をしてきた人間では、到底かなわない人々が、確かに存在する。
戦場ジャーナリストなど、私にとって想像も及ばぬ世界だ。
犠牲になってしまった山本さんの報道を見て、彼女はきっと私が憧れるタイプの人間だったんだろうなと思った。
彼女の活動や、仕事に触れて、また自分の浅はかさを思い知らされたとともに、色々な情報だとか、感情といったものを与えられた。
彼女は私の何倍の努力をして、一体どれだけの危険を乗り越え、泣き笑い、生きてきたのだろう。
小市民の私に出来る事は何もないのだけれど、せめて少しでも彼女の仕事と、ジャーナリズムが日本と世界に良い影響を与えますように。
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