ストーリーライティングは、物語を書いて発想を拡げる方法です。

 

阪急電鉄の創設者、小林一三はガラガラの電車に人を呼び込むために、人の物語を考えて商機につなげました。

 

●人に乗ってもらうには、沿線に人が住めばよい→宅地開発

 

●人に乗ってもらうには、出かける場所があれば良い→宝塚温泉(現在の宝塚歌劇団)

 

●人の行き帰り途中で、物を買ってもらう→阪急デパート

 

このように、人が電車を通して生活するとはどういうことなのかを考えたからこそ、次々とビジネスを発想することができたのです。

 

ついでに言えば、小林一三は小説家志望で、若い頃は身の定まらない暮らしをしていました。

 

人生は本当にわからないものです。

 

余談ですが、私の亡父は阪急交通社に勤務していて、私自身も子供の頃は渋谷にある阪急アパート(社宅)に住んでいました。