お久しぶりです。
これ週に1曲レビュー書くペースでも、全曲終わるのに4年くらいかかるんですね。月に1曲なら16年ですよ。えらいこっちゃ。
…いやでも冷静に考えればミスチルは25年かかって全曲0から作ったんだからそれぐらいかかって当たり前なのかもしれない笑。
さて、esですか。
これもまあ間違いなく良曲だと思います。確か阪神淡路大震災の復興ソングとしてリリースされたはずですが、そういう背景があってもなくても良い曲は良い曲です。名曲は時間を超えても名曲です。
「手にしたものを失う怖さに縛られるくらいなら勲章などいらない」
まず耳につくのはこの歌詞ですね。こんなこと言えるのはこの当時のミスチルくらいなものではないでしょうか。ほんとに前曲のエビバデもそうですが、売れまくっていること、いわゆるミスチル現象に対して本人たちが猜疑心バリバリなんですね。
「何が起きても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる」
まあここは震災に対するメッセージでしょうが。サリン事件とかもあってほんとに「何があっても変じゃない」という意識が社会に浸透したんでしょうね。
「よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせる『es』」
いい歌詞。まあよろこびに触れたかろうが、かなしみに触れたかろうが明日はくるわけですが。こう思っとくと明日が楽しみになるのでいいですね。
そんでes。自我、ですかね。ただ僕を走らせる自我、だと意味は通じないですよね。
2番。
「『愛とはつまり幻想なんだよ』と言い切っちまった方がラクになれるかも」
なんかまた女性関係で痛い目を見たんですかね。
「なんてね」
ちがうんかい!!
ここまでメロディに関してはギターとベースで徐々に盛り上がって来た感じですが、二番サビを抜けると一番盛り上がるとこに入ります。
「oh なんてヒューマン裸になってさ君と向き合ってたい(フー↑)」
まずこのヒューマンが聴き取れん。まあそれはいいとして、裸なのに、抱き合うとかではなく、向き合う。何故。
「栄冠も成功も地位も名誉も大してさ意味ないじゃん」
前も書いた通り。こんなこと言えるのはこの時期のミスチルだけです。
要約すると、「モンスターバンド」という肩書きになんかとらわれず、裸の俺たちを見てくれ!みたいな歌ですかね。贅沢だ。
「今ここにいる自分を きっと誰もが信じてたいのさ 過ぎた日々に別れ告げて 君は歩き出す」
ここいいですね。自分を信じていたい、けれど信じてはいられない、そんな葛藤を描いています。「君」は恋人か、それとも自分か、分かりませんが、含みのあるいい歌詞だと思います。
esとは果たしてなんなのか、「自我」以上の何かがある気はしますが。トップクラスの曲ほどの知名度はありませんが、やっぱりスケールの大きな曲に仕上がっています。
で、いつものように動画を探していたのですが、この曲全然ライブでやってくれないのでなかなか良いのが見つからず。その中で興味深いやつがありました。これ見ても結局esが何かは全くわからんのですが笑。それ以上にinnocentworldができたシーン、かっこいいなあと思って笑。僕も突然車を止めて歌詞を書き留める人生を送りたかったですね。
次回あたり前に言ってたベスト15の発表やるかもしれません。