参院の議席2/3とられたら発議されるという自民党改憲案、ここがやばい(緊急事態条項中心)。 | 極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

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謎の人物...もといオタクの味方であり自らもオタクである「仏滅」が、自分が面白いと思う鉄道模型とかQMAとかアニメとかボーカロイドとかをネタにして読者の皆様に楽しんでいただくブログ....でしたが、最近は本業の極秘計画進行中(内容は来るべきにここでお話いたします)。

だいぶ前にも取り上げたかと思いますが、今度の参院選で与党に参院の議席の2/3を握らせると憲法改正発議ができるようになる、というお話を少し前にしたと思いますが、そのことに関連して「アホノミクス」さんからいただいたコメントに私なりに、コメントされていたうちの2番目の質問を中心としてこたえることに合わせて、自民党改憲案の一番やばい条文を取り上げたいと思います。

 

 質問1 民進党に投票して大丈夫か?

 

  間違いなく、自民党・公明党・おおさか維新・支持政党なしに入れるよりはマシです。

  民進党に改憲推進論者がいるのも確かですが、今回1人区で立候補している民進党候補は共産党なども含めた野党統一候補で、彼/彼女の当選により民進党内改憲推進論者をけん制することにもなりえます。こうすることで、民進党内の改憲論者も動きづらくなること請け合いです。

 

 

 質問2 自民党改憲案には基本的人権規定があるので、なぜ人権侵害のおそれがあるのかわからない。

 

   これ、実は自民党改憲案が「なんだ人権規定あんじゃん。大丈夫」と一見思わせるような条文のつくりをしていることと関係があります。この自民党改憲案を正しい知識のある人がよく読めば「やばい」とわかるのですが、一般人がさらっと読んだだけでは「これのどこが問題なんだ、こっちでも別にいいじゃん」と思えるようになっているのです。

私も初見では「こっちでもいいじゃん」勢でした。

 

   知識のある人がよく読めば「やばい」条項は枚挙にいとまがないのですが、今回は「一番やばい」と言われている98・99条をとりあげます。

 

   問題の98条は、日本が外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震などの大災害などがあったときに、首相が閣議にかけて緊急事態宣言を発令できる旨を、続く99条は緊急事態宣言が発令されると内閣が法律並みの効力のある政令を制定できたり知事や市区町村長への指示を出せる旨と、この場合に一般国民の国・自治体の出す指示に従う義務、そして緊急事態宣言の発令中は国会議員の任期を事実上無期限ともできる旨を定めています。

   この98・99条の中身は、あのちょび髭総統閣下ことヒトラー(!)が1930年代~45年4月までドイツの権力を手にするツールとなった「全権委任法」と同じものだとの指摘もあります。

 

今回の説明のソースはこちらです。

 

http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm#11

 

実際に発議される案は、さらにわかりづらい「こっちでもいいじゃん」勢が増えそうなものが飛んでくる可能性もあります。

 

今夜は「参院選で参院の議席を与党(含むおおさか維新等)に2/3とられたらこんな憲法改正案が発議にかけられる」というお話でした。