先週あたりから少しずつ進めていた佐祐理さんフィギュアの型取り作業がとりあえず完結いたしました。
ミク「ずいぶんいっぱい作ったんですね。具体的に中はどのようになっているのですか?
俺「ほいきた。まずはこの写真から。」
リン「後ろ髪と足のパーツの型だね。」
レン「ずいぶん大きいな。ところで、どこからキャストを流すわけ?」
俺「この足の型の場合、片方の足の付け根から注いでつま先をまたいで、反対の足の付け根から空気を抜いてやるわけだ。つま先のところでバリがどうしてもできるが、ここは抜いた後で別途やすりで仕上げれば足りるぞ。」
ミク「後ろ髪の場合は....。」
俺「頭のてっぺんから注いで、脇に小さめの空気抜きを空けてやるんだな。この後ろ髪のパーツの流し方を『トップゲート』っていうんだよ。」
リン「足の方も、トップゲートの応用技だね。」
俺「まあ、当たらずとも遠からずだな。」
レン「今度は右腕と残り全部の型か。」
俺「右腕の型はうまく流れてくれるかどうかちょっと心配だな。指もわきの下も流れにくそうな形をしてるからな。そして残り全部の方はちょっと変わった流れ方を想定してるんだ。型の下にある溝を通って、すべてのパーツにキャストが行き渡ることを想定している。これが『アンダーゲート』だ。」
リン「スク水のパーツのキャストの流れ込みの位置にマスターの欲望を感じる.....。」
ミク「他にも流し込めそうなところがあるのに、どうしてそこからキャストを流すんですか?」
ミク・リン「やらしー!」
俺「勘違いするなよ。あそこが一番流し込みやすいと考えただけだ。他意はない。」
レン「これでパーツは全部そろってるはずだけど、まだ型がいくつかあるよ。一体何の型だろう?」
リン「これは....あんたのスク水ボディだね。」
ミク「マスター、なんだかんだ言ってこれも型取りしてたんですね。」
レン「これでミク姉やリンに遅れは取らないぞw。」
俺「本音を言っちゃうとだな、今回型がくっつかないようにするための塗料に、ノモ研ムックに出ていた『メタルカラーの金』を使う方法を採用したんだが、あれでほんとにいいのか半信半疑だったんでな。先に佐祐理さんのパーツをやってしまうのもリスキーに思えたからなんだ。」
レン「ばぴょーん!」
ミク「ですが、成功しているから結果オーライじゃないですか?」
リン「だよね~。でも失敗してなくてそのまま先に進めたのはよかったんじゃないかな。」
俺「そのとおりだ。あとシリコンを多少入れすぎたときに余ったやつで京王6000系の一部に使われていたクーラー、FTUR-260-401の型も取ってみたぞ。これは形が単純なんで片面取りでおkだ。」
ミク「これでいよいよ本命の注形作業ですね。キャストのほかに太い輪ゴムと押さえ板を用意して、万全を期していきましょう。」
俺「そうだな。いよいよ感動のときが迫っているな。」
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