この路線は、迷列車シリーズで取り上げられたこの動画を見て初めてその存在を知りました。場所は熊本県北部、鹿児島本線植木駅(田原坂の次の駅ですよ)と山鹿駅間の20.3kmを結んでいました。水害2発での廃止という点では、前に紹介した草軽電鉄線(こちらも台風で鉄橋を2度流されています)と共通します。経営体力の弱かったローカル私鉄に襲い掛かった大水害の前にどうすることもできずに廃線となってしまった(しかも、無理して購入した気動車を使っての熊本直通運転や、さらには新型~これは茨城交通(現・ひたちなか海浜鉄道)のケハ401としてかなり遅くまで使われました~の投入を計画したり...この新型購入決定直後に水害が来ています...と、数々の経営努力をしていたにもかかわらず、です)悲運の鉄道です。
この山鹿温泉鉄道のように、私の知らない廃線がまだあるかもしれません。こんな形で紹介されたら、廃線シリーズとして紹介していきたいと思います。