人生には、上り坂、下り坂、のほかに


マサカ!とい坂がある、と、小泉元首相が最近の演説でいっておりました。


何が起こるかわからない、予測が付かないことが人生には起こりうる、という教訓です。


横浜市の磯子駅に近いところに、マサカという坂がありまして、マサカ警察署までありますよ。



筆者が大学4年の真夏の蒸し暑い日。


就職先も決まり、あとは、イイカゲンな卒論を出すだけの、


人生で最高に幸せなラクチンな時期。


冷房も無い大学のクラブの部室(陸上部)で友人と雑談していたはずが、気がついたら、


目黒の日赤病院のベッドの上。


看護婦さんに事情を聞くと、「一過性脳虚血発作」というリッパな成人病で意識を失い、


救急車で搬送されてきたとのこと。


治療上、体を締め付けているすべてのものをはずされていますから、


ズボンなどはどこかへいって、パンツ+シャツ+入院着だけの丸裸状態。


急遽横浜から下着の替えをもって駆けつけてくれた姉の一言がグサッときましたね。


「パンツくらいチャンとしたものをはきなさいよ!」とね。


筆者は、名古屋近郊の田舎町の平凡なサラリーマン家庭の長男。


珍しく5人もの子沢山で、3人がトシゴ。


1年間だけですが、3人もが同時に大学に在籍しているというお金のかかる家庭。


ゆえに、長男である筆者は、東京の大学へ入ったものの、仕送りゼロ+奨学金+バイトで


極貧生活をしてました。


下着は100円または99円ショップの商品。未だに感謝しています。


シャツもパンツも1枚100円というのはスゴイです。1000円で10枚買えますからね。


しかし、残念ながら、100円のパンツはやはり縫製がゆるいものがけっこうありまして、


特に左右の縫製部分がほつけてくることが多いのです。穴が開きます。


しかし、たかがパンツじゃないか、清潔であればいいじゃないか、と思ってました。


しかし、刺さるような姉の一言。


左右の部分が破れたパンツを最愛の弟がはいて、それが看護婦さんや


お医者さんたちの目にさらされていたという事実が、姉にとっては情けなかったようなんです。


加えて、そのパンツには、オシッコやウ●チが当然のようについていたと思われます。


私はそのようなはずかしいものを、限られたひとたちとはいえ、


衆目に晒していたことになるんです。


後日談ですが、中学時代の友人である医者のタマゴによれば、男性の肛門を守護するために


生えているヘアは、女性の数倍多いため、


男性の場合は、ウ●チが数倍パンツに付きやすいということが判明しました。


一般人の下着というものは、衆目に晒されることを前提とはしていません。


しかし、人生にはマサカという坂があり、自分の意思とは無関係に、


パンツを衆目に晒さなければならない状況におかれることもありうるということを、


実体験させていただいた次第なんです。


さて、こんな私ののマサカの下着体験は、特殊なものなんでしょうか?


他人事として笑ってすませるものなんでしょうか?