アンプがちょっとご機嫌斜め...?
アンプからノイズが出るようになり開腹して調べたらKT88の高性能?スクリーングリッド抵抗が1個逝ってしまってたみたい ...この1個だけ交換しても良いけど回路的にも精神衛生的にも4個全部交換することにドークさんが言うところの"Door Knobs"タイプのセメント抵抗をチョイス、っていうかこのタイプはあまり選択肢がないような...まだ音出しチェックはしてないけど多分いけるでしょうこのMarshall Major 1967は1971年製で中期頃製造された物のようです元からスクリーングリッド抵抗は1kΩがついておりドークさんおすすめの500Rを直列で追加する必要はありませんでした またフィードバックレジスターも100kΩでしたのでこちらもそのままです同じ71年製でも初期型のものはスクリーングリッド抵抗は250R、フィードバックレジスターは47kΩでしたついでながらフェイズインバート、ドライブ段のコンデンサーも71年中期あたりからERIE製からWIMA製に変更になってますね ERIE製は耐圧600V、WIMA製は耐圧1000V、KT88の3, 4番ピンは620Vなので電子工学素人の私には耐圧600Vはとても不安になってしまいます WIMA 0.047μF/1000VERIE 0.047μF/ 600Vまぁ気鋭のプロが設計したものだから心配ご無用ってとこなのでしょうけど耐圧の話ついでにECC82の耐圧は300V、Majorの回路上では310V、ギリギリアウト、と言うか完全アウトでしょうリッチーのMajorはECC83は全てリテーナーが被せてあるけどECC82はどれもリテーナーを被せてないみたいなのでこちらは頻繁に交換していたのは想像するに難くないですね物の本によるとMarshall Major1967は1200台ほど出荷されたとのこと(余談ながらFerrari F40は1315台生産されたようでF40より少ないと言ってた方がいらっしゃいました←比べるモノが違うでしょ?) 1個人からすると大量だけど工業製品としては少ないのでしょうね年々調子悪くなっていくヴィンテージ機器、末長く大切に使いたいですね