金曜日担当の O です。 本年もよろしくお願いいたします。
1月に入り、後期の各科目の講義も大詰めを迎えております。
今日はこのあとの授業で「優先順位」の話しをしようと思っていrます。
私が担当させていただいている『介護過程とケアマネジメント』の中の「介護計画」における優先順位のお話しです。
「まず最初に何から始めたら良いか(対象者が早急に求めていることは何か)?」
「すぐに着手しなければ、健康を害したり怪我をする危険性があることは何か?」
「今のタイミングで始めることが長期的に見て有効なこととは?」
「達成可能な目標であり、早期に着手し成果を得られるようにしたいことは何か?」
などなど優先順位を考える基準や根拠は多々あります。
「生命」「健康」「事故リスク」「改善」「状態安定」「機能向上」「生活の質の向上」その他、さまざななキーワードを結びつけながら、有効性のある介護計画を考える能力を育てていきたいと考えています。
優先順位に関してはそれぞれのケースや場面において、どれが適切であったのかという判断は難しいと思います。また、その優先順位通りに取り組んだとしても、後に新たな課題や疑問が残る場合もあるかもしれません。(そのようなことから、後に「モニタリング」「評価」「考察」が必要となります。そして「再アセスメント」へとつながります。)
「優先順位つけ方」だけにとらわれず、「その優先順位に至る根拠」についても考えてみたいと思います。
新年早々「さぁ~て…今年は何をやろうかな?」と考えた方も多いと思います。
皆さん今年の「優先順位」は決まりましたでしょうか?
「考えただけで何も進まなかった」という事態は避けたいものです。
「優先順位」はぜひ「達成順位」という考え方で行きましょう。
ひとつことの達成が、必ず、二つ目、三つ目の達成を生み出します。
それを信じて、今年も達成感のある一年を目指していこうと思います。