皆さんこんにちは! Aです
雨があがって、朝日の中の庭を見ていたら、金木犀が私を呼んでいました。枝をよく見るとボツ、ボツと
うす緑色の粒が並んでいました。花を咲かせる準備をしているのです。
この木は毎年9月27日には必ず花を咲かせています。玄関脇にあるのですが、風に流れて金木犀の香
が私を捉えるとき、それは必ず9月末なのです。毎年忙しさにまぎれて、庭の木々を忘れていてもしっかり
とわたしに季節の訪れを教えてくれます。
あの暑かった夏を乗り越えたこの時期、そして実りの秋を迎える、ほんの少し前のこの時に、金木犀の
香りとともに、劉 芝庭 の 「年年歳歳花相似たり・・・・・」の句が出てきます。学生の時、恩師がよく口
ずさみ披露してくれました。私は「洛陽城東桃李の花・年年歳歳花相にたり、歳歳年年人同じから
ず・」しか覚えていないのですが。その時の、あの先生の姿、この句を最後まで滔々と吟じていた姿が
目の前に浮かびます。もっと年齢を重ねてゆくと、この句の持つ悲哀を実感として感じるだろうなとおもい
ました。 ちなみに金木犀の花ことばは、謙遜、真実、陶酔、初恋 だそうです。