JBC課題振付男性 (1)
ラ・ヴィヴァンディエールより Va
JBC課題振付男性(2)
「ジゼル」より ペザント の Va
JBC課題振付女性(1)
「眠れる森の美女」より フロリナ王女 の Va
JBC課題振付女性(2)
パキータ より Va
JBC課題振付女性(3)
「眠れる森の美女」より 元気の精 の Va
テンポは通常のVaより、かなり遅くなっております。本来でしたら「音楽的ではない」のかも知れませんが、この「課題振付」の趣旨が
「基礎を理解しつつ、更に舞台で表現するために無理のない音楽のスピード」
となっております。音楽監修の小泉直美先生には、無理難題をお願いしてしまい、大変恐縮ではありましたが「完成されて、完璧に魅せるVaではなく、あくまで教育としてのVa」という趣旨をご理解頂き、感謝しております。ありがとうございました!
また、見本は5番ポジションやターンアウトを強調していますが、あくまでもこれは見本であり、ターンアウトを強制しているわけではありません。
いかにターンアウトを「将来的に意識できるか」のプロセスになっています。
男性振付は、かろうじてシャンジュマンやエシャペソテはとびますが、ピルエットも一切ないですし、脚も全く上げていません。
まさに、これが
「完全させるのではなく、成長させる」
プロセスです。
JBCの審査基準 C01 C02 C03 C08 部門 の技術項目を読まれたら、この課題振付の意図するところがご理解頂けると思います。
すでに年末のJBCにエントリーされている方のなかで、演目をこの課題振付に変更したい、という問い合わせがあったそうです!
新しい試みはスタートしたばかり。
ゆっくり、あせらず、しかし着実に、コンクールが「教育の場」「情報交換の場」になりますように、切に願っております。
左右木健一