2月になった。
今朝の読売新聞「編集手記」(コラム)は、2月の季語についての特集だった。
それを読んで、今日から2月なんだなぁと実感する。
編集手記に感化され、2月の季語を調べていると、
「立春」
「寒明」
「初春」
「早春」
「雪解」
「凍解」
「氷解」
……
寒さや雪といった「冬らしさ」から脱却し、新たな季節の予感を、昔の人は感じとっていたのだろう。
とはいえ、まだまだ2月と言えば気温的には厳しい季節。
平均気温最低の悪名こそ1月に譲るものの、2月の平均気温はその1月に僅差の2番手の低さだという。
今後も気象情報には目が離せない。
ところで、ぼくには今もう一つ目が離せない気象情報がある。
火山だ。
1月23日の草津白根山噴火を機に、その注目を一挙にさらった自然災害。
草津白根山の事故では、残念ながら、1名の方が無くなった。
その1名は、どうやら仲間をかばい、噴石をその背中に受けた。
彼を知る人からは「あの人らしいね」と。
そんな大事故も束の間、もうひとつご機嫌な山が。
蔵王山。
奥羽山系名山多しといえども、中でもその美しさで全国から人を集める、南東北を代表する火山だ。
夏は登山、秋は紅葉、冬はスキー。
観光資源にも余念が無い。
最近、そんな蔵王山の火山性地震に、ぼくの生活も揺るがされている。
仕事で蔵王に行く用事ができた、その矢先のニュースだったからだ。
今はまだ「噴火警戒レベル2」。想定火口の「御釜」付近への警戒態勢だ。
でもそれはあくまで、気象庁等が人為的に設置した数台の観測機器で、
得られたわずかな情報と過去の噴火記録との照合から、
これまた人為的に設定された「仮定」の条件下で想定した被害に過ぎない。
草津白根山の噴火も、想定していない場所からの噴火だった。
また、防災マップの策定には、地元の自治体や観光組合などの、政治的な力が大きくはたらくという。
どんな情報にでもすがりたいが、その一方で、いかなる情報にも疑いの目を持たざるを得ない。
そんな複雑な感情を持ちながらテレビをつけると、そこには田舎の火山情報など流れるはずもなく、
ただただ、東京の、季語にそぐわないクソしょぼい雪の予報が、いつものように、図々しく、横たわっているのだった。
残雪の ごとくに解けぬ 懐疑心
2月になってもなおも抱かざるを得ない、東京中心のゼニゲバマスメディアへの晴らせぬ不満を、
拙くも一句、詠んでみる。