私は中学校から高校にかけて20歳まで、キリスト教の教会に通っていた。西洋風の素敵な建物だったし、牧師さんも外人で本当に「ここに通いたい」と憧れるほどの雰囲気だった。

初めて友達を誘って行ってみて、すんなり受け入れてもらえた。日曜学校に通うようになって、友達も出来たし、自分の居場所のような感じがして、少し遠かったけど毎週頑張って歩いて通った。

そのうちに「学生会」というものが出来て、土曜日も教会に行くようになり、そこで恋愛もした。友達だけではなく仲間みたいな絆も出来て、ますます教会にのめりこんでいたと思う。

週末が待ち遠しかった。人生で初めて楽しいと思えた時間だったように思う。学生会だけではなく、人間関係も年下から年上に広がり、自分の居場所感はますます強くなっていった。

教えそのものも、信じられるものだったし、本当だという実感もあった。でも、大人になった今思い返してみると「宗教」でしかなかったように思う。「真実」かどうかはわからない。

でも、イエスキリストの教えに流れる「愛」には寂しかった学生時代にかなり文字通り救われたように思う。私には必要な時間であり、教えだったように思う。人生に無駄はない。偶然は無く、必然だったのだろう。

親になった今は、そんな教えや宗教が必要ないように、子供には愛情を注ぎ、育てていきたいと思っている。