今年のアメリカ大統領選挙だが、先月頃から民主党の動きが騒がしくなっている。2期目を目指していた現職のジョー・バイデンはテレビ討論会で精鋭を欠き、高齢であることを理由に党内からも交代論が相次いだ。バイデン氏は撤退を当初否定していたが、最終的には圧力に勝てず撤退を発表した。その一方、新たな候補としてバイデン政権で副大統領を務めているカマラ・ハリスを指名した。既にハリス氏は代議員の過半数の支持を固めていて、来月予定されている民主党大会で正式な大統領候補になる可能性が高くなった。

先週には前大統領であったドナルド・トランプが共和党の正式な大統領候補に決定した。バイデン氏撤退前はトランプ氏優勢とはなっていたが、このハリス氏が正式な候補となると世論調査が変わる可能性も否定できない。
ちなみに新たな大統領就任日となる2025年1月20日の年齢はというと、トランプ氏は78歳なのに対しハリス氏は60歳。アメリカ世論も年齢を考慮した新たなリーダー選びが求められる。