ウェディング撮影をしているときから、新郎というのは、
大概「俺はいいです」と、写ることに消極的な人が多かった。
それは、15年経っても相変わらずだ。
なぜ、「俺はいいです」と言ってしまうのか?
それは、「自信がない」ので、自分なんか、撮っても良く写ることが出来ない。
そう思っているのだ。
そんな時どうしているかというと、
「あーそうですか」と引き下がるわけにはいかない。
僕は、ブライダルではなく、ウェディングを撮っているのだ。
新婦中心ではなく、二人がいて初めて成り立つものだし、
そこに加わる全員が大切なのだ。
新郎を、ダメ男のままにさせておけない。
そこで、僕が用いる手法を紹介しよう。
1.「何もしなくていい」
まずは、新郎には「何もしなくていい、そこにいてくれればOK」
ただし、少しはシャンとしておいて。と伝える。
2.いいところだけを撮る
どんな人でも、いいところはある。
よく見える角度、光加減、高さ・・・ちょっとしたいい感じのポイントを探り、
そこだけ、アップで撮ったり、シルエットにしたり、横顔だけ撮ったりする。
すると、あら不思議。いい感じに写っちゃうんだよね。
それを、液晶で見せてみると・・・表情が変わるのが分かる。
そう、いままで「自分なんて、良く写ることが出来ない」と思っていたのに、
液晶に写っている自分は、なかなかいい感じである。
それに、気がつくのだ。
3.ちょっとだけ要求してみる
良く写ることが出来ると分かると、人は欲が出てくる。
「あれだけ良ければ十分だ」とは思わずに、
もっと良くなるのではないか?と、期待する。
そう、その通り、もっと良くなるのだ。
そこで、もうちょっとこうしたら、もっと良くなるよってことを伝えるのだ。
「ちょっと足組んでみて」「ちょっと、あっちむいてみて」「ちょっと姿勢を伸ばしてみて」など。
ほとんどの男性は、文句一つ言わずにやってくれる。
そして、撮ってみると、当然良くなっている。
これを繰り返していくと、最後には、自分からポーズを決めてくるようになるんだ。
女性よりも、男性の方が、出たがりなのかもしれない。
と、いうことで、男性諸君。
「俺なんてダメだよ」と諦めないで、ぜひ、チャレンジしてみて欲しい。
誰でも、きっとうまくいく。