東京ラブストーリークラブ | ことばのチカラLite

東京ラブストーリークラブ

 「カンチ、セックスしよ。」お茶の間のゴールデンアワーで放送されたセリフの中では異例だが、懐かしむ人も多いのではないか。織田裕二扮するボクトツとした侍のような「カンチ」と鈴木保奈美扮する現代的で一途な「赤名リカ」との純愛ドラマだ。

 『人生は出会いで決まる』。ちょうどその頃から前職のお客様へのアフターサービスとしてネルトン形式の出会いのコーディネートを始めた。タイトルにあるクラブ名は今では「お見合いおじさん」に変えており、内容もイベント中心から考え方中心に変えている。本業ではないが、やり始めてもう15年になる。
 わかってきたことはいくつかある。まずは「どんなに魅力的な人でも出会う機会がなければ何も起こらない」ということ。そしてもう一つは「適切な人に出会う機会があってもその人から魅力的に映らなければ何も起こらない」ということ。とてもシンプルだ。
 毎回5組ほどカップルが誕生した。2時間弱という限られた時間をすべてフリータイムにしてしまうと男女ともに外見重視の傾向になってしまうので、自己紹介タイムなどを工夫して強制的に全員とコミュニケーションさせたり、内面も評価対象にしてもらうようなゲームをつくったり、毎回苦心したものだった。

 最近は海外に行く人も多いと思うが、それが1ヶ月や1年など長期にわたる滞在の場合、本人に大きな変化が現れる。否が応でも住み慣れた故郷と比べるようになるので自然に観察力が養われる。そして不思議なことに日本にいるときよりも強く日本人であることを認識するのだ。そのまま日本にいても英語の勉強はできる。話せるようにもなる。しかしこの日本人としての自覚をもつという境地には中々達することはできない。全く違うものに触れて初めて個人が成長するのだ

 『出会いは人を成長させる』 出会いが重要なのは恋愛ばかりではない。人間誰しも今の自分よりも少しでも「よくなりたい」、「成長したい」、「できることを増やしたい」と思うはずである。しかし自分と同じレベルの自分が自分のことを飛躍的に成長させることはできない。それは能力の元になっている考え方が同じレベルだからだ。
 人が集まる場には目に見えない心の世界でいろいろなことがおきる。普段つきあっている人とは違う仕事を持つ人たちとの交流がある。違う年齢、違う経験、違う境遇。そういった違った何かが自分にとっての成長のきっかけになることが実に多い。