ことばのチカラ | ことばのチカラLite

ことばのチカラ

 『初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。このことばは、初めに神とともにあった。万物はことばによって成った。成ったもので、ことばによらずに成ったものは何一つなかった。ことばの内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。』新約聖書に書かれている天地創造の場面だ。

 我々が生きるこの世界を創造したことばに偉大な力があることはクリスチャンなら誰でも知っている。
 しかしクリスチャンでなくても「ありがとう」と言われれば誰でも気分がいい。恋い慕う相手から「好き」といわれれば「ポーッ」とし、「愛してる」といわれると幸せになる。カウンセリングの世界ではこのような前向きなことばは実際に「治療」にも使われているほどだ。
 ネガティブなことばを日常的にもらっている人は、疑う心が強くなり、被害妄想になってしまう。そしていつも気分が悪い。悪い気分はストレスを感じさせる。溜まったストレスは体に変調をきたす。胃に穴が開く人もいる。これを治すには「前向きなことば」が一番だ。前向きなことばは植物に水と光を与えるようなものだ。

 すべてのものは2度作られる。まずは頭の中でそのイメージが作られ、次に物質に変換される。家を建てるにも設計図をまず作る。成功する飲み会の幹事はありありと成功した飲み会を事前に頭の中でリハーサルしている。これと同じことが多くのことで行われている。それだけ頭の中で考え、想像する作業は大切なことだ。そして考え、想像するためにことばが道具として使われる。

 想像してみよう。取れたてのレモンを。洗ったために水が滴っている。ナイフで薄切りにし、一枚を手にとって口にほうばる。2,3度噛んでみる。残りのレモンを絞った原液をそのまま飲み干してみよう。もう耐えられない。
 あなたの口の中に起きた異変は私のことばによって成ったものだ。我々の人生は限られている。万物を創造し、日常のイベントを成功させ、友人知人を元気にさせる「ことば」を自由自在に操れたら、人生はもっと楽しいものになるはずだ。