「電車は公共の物だから。これで『ベビーカー乗せるんじゃねえよ!』という奴が、『じゃあお前タクシー乗れ』ってこと」と怒りをあらわにした。
さらに「どの時間に乗ってもいいのが公共の物だから。ルールはないから。だから堂々と乗るというのをやって、受け入れるってことを世の中でやらないと」と訴える。
普段満員電車を利用していない人間の理想論ですね…完全に偽善者…無責任…
そもそも公共の物だから平等でなければいけない。
ベビーカーは料金を払っていないのにスペースを占領している…
それに苦労しているのはベビーカーを使用している人だけではない。
腰や膝など身体的に持病を抱えている人や、精神的に病んでいる人も、満員電車で痛みに耐えながら乗っているんです。
家庭で問題を抱えている人、会社のことで問題を 抱えている人、健康のことで問題を抱えている人…いろんな人がいる。
それでも公共の場ではルールを守り、モラルやマナーにも気を使っている…
そこに満員電車にベビーカーを…
はたしてどちらがマナー違反なんでしょう?
むしろタクシーに乗るのはベビーカーを使用している方では?
さて、確かにベビーカーは迷惑です。
ですが、どうしてもベビーカーで電車に乗らなくてはいけない時もあるでしょう。
カンニング竹山ように開き直りを推奨するのは逆効果です。
私が見る限り、ちゃんと頭を下げることのできている人には、周りも優しく接しています。
しかし、開き直っている人には周りは不愉快になり睨まれています。
あきらかにベビーカーは迷惑なんです。
まわりにストレスを与えているんです。
だから、冷たく当たるんです。
ルールで縛ったり、開き直ったりしても何も解決しない。
こういう問題は優しさの上に成り立つものです。
開き直った人には誰も優しくしたくありません。
優しさの強要は本末転倒。
カンニング竹山の言っていることは、支離滅裂で誰のためにもならない。
ベビーカーを使用する人にとっても、周りの乗客にとっても。
どこに問題点があるのか、お互いの立場を理解しないと解決しない。
今回の場合はお互いが良くなる方法なんてない。
乗客を優先すれば、ベビーカーを使用する人に無理がかかるし、ベビーカーを優先すれば乗客が無理をすることになる。
お互いにストレスを抱えていることを理解するしかない。
ベビーカー側は肩身が狭い思いをするのは、それだけ周りに迷惑をかけているからで、乗客側はベビーカーを使用している人も申し訳ない気持ちでいることを理解するしかない。
お互いが我慢をするしかないんです。
ベビーカーが優遇されることなんてしたら、それは不公平なんです。
他人に優しくなれるほど、心に余裕のある人ばかりではない…
常にギリギリで生活している人もいっぱいいるんです。
おじさんが嫌いな人、おばさんが嫌いな人、チャラいのが嫌いな人、強面が苦手な人、老人が嫌いな人、そして子供が嫌いな人。
世の中にはいろんな人がいる…いろんな考え方がある…
でも、公共の場では抑えている…
ルール、マナー、モラルを守り、自分を抑えつけている。
そこに自分の都合丸出しのベビーカーを満員電車に乗せられては納得いかないだろう。
障害者のようになりたくなくてもなってしまったのと違い、自分の意志で子供をつくったのだから そこは覚悟が必要でしょう。
立場によって正解は変わる…
これからベビーカーを優先するようになれば、乗客が犠牲になることになる。
犠牲になるんです。
電車には限られたスペースしかないんです。
カンニング竹山は電車を利用しないから他人事でしょうがね…だから無責任なんですよ。
乗車率100%を超えた満員電車の過酷さを知っていたら簡単に口にはできないはず…
ベビーカーを悪く書いていますが、ベビーカー自体が悪い訳ではありません。
ベビーカーの使用は常識の範囲で…と言いたいだけです。