《「ゆ」が五十音で「や(野)」と「よ(与)」の間にあるところから》野党として対立するわけでもなく、与党連立を組むほどでもない、中途半端な政策方針を掲げる政党揶揄(やゆ)した言葉。

与党の政策に対し常に批判的・対立的な姿勢を示しつつ、次期政権政党を目指して活動する政党もあれば、与党に対し常に対立的な姿勢を示すわけではなく、是々非々で臨む政党もある。

日本では「野党」という場合、前者のような姿勢をとる政党のみを示すこともある[1]。これに対して、後者のような政党をゆ党(漢字表記は「癒党」)と呼ぶことがある[2][3]。「ゆ」は五十音順では「や」と「よ」の中間にある文字であり、すなわち「ゆ党」とは「野党(や党)」と「与党(よ党)」の中間に位置するという意味である。この用語は主に反与党の立場を取る人物・団体が使用し、その際には若干の軽蔑のニュアンスが含まれることが多い。