【レビュー】Steamコントローラ(Steam Controller) | mr009`s blog

【レビュー】Steamコントローラ(Steam Controller)

先日、PRO スチーマーから国内でのSteamハードウェアが発売されました。

海外では以前から発売されていましたが、公式(もしくはそれに近い所)での発売。

多数の日本人Steamerの注目を浴びました。

 

Steamハードウェアは現在2種類あり、今回はSteamコントローラのレビューです。

といっても、そんなしっかりとしたレビューではないので、ごく普通の一般人の口コミと思って。

 

 

  

まず基礎情報として以下の点を挙げます。

・有線/無線 両対応コントローラ

・単3電池 2本で動作

・ジャイロセンサー内臓

・バイブレーション有(ゲームでの使用は不可?)

当機器はSteamの機能「Big Pictureモード」を起動しての使用が前提

 

次に操作部構成ですが、

・Xbox方式の押しボタン6つ

・アナログスティック1つ(押し込み有)

・トラックパッド2つ(押し込み有)

・上部にL/Rボタン1つずつ【LB/RB】

・上部にL/Rトリガー1つずつ(押し込み有)【LT/RT】

・背面にボタン1つずつ【LG/RG】

 

この機器の設定はSteamの機能である「Big Pictureモード」を使用しての変更になります。

ゲームの使用にも上記のモードを使用するため支障はありません。

またほぼすべてのボタン等へのキー設定が可能です。

 

真ん中にあるSteamのマークが描かれているボタンを押すことでコントローラの電源ON。

そして無線ならば付属の無線レシーバ装着先の機器との接続。

そしてもう一度押すと、Big Pictureモードを起動します。

 

以上が基本的な説明です。次に各操作部へ。

 

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アナログスティックは、山型の比較的サイズは小さめ。

スティックの高さは高くなく、動きも大きくない。

触れる部分の形はPS3コンに近いが、使う感触はXbox360コンの方が近く感じる。

極端に動かすことへの硬さはなく、ゆるくもないためその点では両方の間。

もちろん、押し込むことでボタンとして使える。

 

 

  

 

海外では主流のXbox式のボタン。

直径は約10mmほどで、高さはそこまで高くなく、周りは丸く加工され指を傷めない。

押し心地はどちらかというと硬め。ただXbox360コンと同じぐらい。

他のコントローラと違い、配置場所が従来の右スティック部分のため、違和感有り?

特にXには一番距離があるため、押しにくいかも。

 

 

 

トラックパッドの右側。左側もほぼ同じで、十字のくぼみがあるのみ。

直径は約40mm。普通の人なら十分届くけど、自分のように指が短いと苦労。

設定によるが、少し触るだけで十分反応する。

誤反応防止のため、トラックパッド部分を押してから反応させることも可。

パッドの設定で一番拡張性のある場所。様々な設定による万能さが逆に悩みの種。

初期設定では大抵「左パッドは十字キー」、「右パッドは右アナログスティック」

 

 

 

コントローラ上部のL/Rボタン・L/Rトリガー部分。画像は右側。

かなり高さを感じるL/Rボタン。押したときのクリック感は強く固め。Xbox360コンに近い。

L/RトリガーはXbox360コンやPS3コンに近いかと思えば一番近いのはゲームキューブ

ソフトプル(押し始め~)とフルプル(最後の押し切り)の2種類の認識で設定可能。

フルプルのクリック感は十分感じる。押し込み方(沈み方)はPS3コンやXbox360コン。

 

 

 

コントローラ背部のグリップ部分にあるボタン(以後、L/Rグリップ)、画像は右側。

通常のボタンと同じなため、アナログ入力はできない

押す力はそれほど必要ではないが、通常時に握るだけで暴発するほどではない。

クリック感は強い。

なおボタン部分のプラ盤は、単3電池格納部のカバーの役割もある。

 

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以上が詳細は操作部説明。

 

ではやっと使ってみた感触・感想ですが。

 

まず言えるのは「まったく触ったことのない種類のコントローラ」ということ。

”使いやすい”や”使いにくい”ではなく正直なところ「まったくわからない」という感じ。

 

このコントローラはおそらくそういうものではない。

自分が思うにこれは「慣れてからが面白いハードウェア」だと思う。言わば格ゲーのアケコン

またこのコントローラは買ってすぐにそのまま使えるものでもない。

まずは多数の設定可能な箇所を設定するところからだろう。

ただゲーム自体にあらかじめコントローラ設定が付属していたり、

他ユーザーの作成したものを使用できるので、設定が面倒でも大丈夫。

 

そういう意味では「ゲームでの使用にジャンルは大きく関わらない」という、

いわばオールマイティなコントローラではないだろうか。

 

例えば一番考えやすいジャンルとしてFPS/TPSがある。

精密な視点操作が必要なジャンルではあるが、従来のアナログスティックでは難しい。

それをトラックパッドですると、マウスのように操作できるため精密な操作ができる。

 

またこのコントローラは前述のように無線での使用ができる。

ゲーミングデバイスで無線といえば「遅延」が気になるところ。

しかし、実際のところ無線での使用に遅延は感じられない

多少あるのかもしれないが、いずれのジャンルでも支障はないだろう。

 

そして、電源が単3電池というのは個人的に大きく評価したい。

なぜなら永久的に使えるからだ。

普通ならバッテリー内臓が良いのかもしれないが、バッテリーは結局消耗品だ。

そしてバッテリー内臓の場合、交換ができないので徐々に耐久性が無くなる。

そう考えると、自分は乾電池を使用し、実質永久的に使える方がいいと思うからだ。

 

 

結局どういう人にオススメか。

 

-----<以下の人にオススメ>-----

・Steamでゲームをやる人(←絶対条件)

・視点操作でスティック操作にしっくりこない人

・自分好みの幅広い設定がしたい人

・一風変わったハードウェアを体験したい人

 

-----<以下の人にはオススメできない>-----

・Steamでゲームをやらない人

・使いやすいコントローラを求めている人

・バッテリー電源がいい人

 

 

最後に私がこのコントローラを買おうと思った理由、使って便利に感じた点を少し。

 

まず購入理由としては「格闘ゲームでの使用・レースゲームでの使用」です。

FPS/TPSはマウス派でしたので、使用は考えておらず、使っていません。

結果としまして、”格闘ゲームでの使用は致命的”ということ。

トラックパッドでスムーズなレバー入力は非常に厳しいです。

レースゲームは新しい感覚です。L/Rグリップがパドルシフトに相当して、

非常に面白いです。ハンドルコントローラ以外で使用を考えているなら十分アリ!

 

次に便利に思った点。

1つあげるとするならば、Webブラウザの快適さです。

例えばゲームプレイ中に「あー、このゲームのWikiを調べたいな」なんて言うときに便利。

Steamボタンを押して、LBを押してブラウザを起動。

トラックパッドでキーボード文字入力。トラックパッドでカーソル操作。

すべてこのコントローラを握ったままで、同じ体勢でブラウジングが出来るんです。

地味に思うかもしれませんが、これはすごく便利で快適なんです!

 

 

以上で簡単ではありますがレビューとさせてもらいます。

ほぼ100%個人の意見なので、参考程度になればと思います。